呼び出しとこれでもか
・・・・・・・・・。
説明を終えたとき、あたりは静寂に包まれていた。
その場にいた全員の視線が水気に向けられていた。
水気はというとそんなことにはお構いなしで、立ったまま寝ようとしてはレーシアに起こされ、少しはぶてている。
さすがに校長室への呼び出しに対して面倒くさいからという理由で駄々をこねられるとは思ってもみなかっただろうが、そこはやはりこの学校の校長というべきか、咳払いを一つして話を始めた。
「このような形で君たちと対面するのは初めてだったかな。初めまして、校長のワイドだ。」
白髪に優しそうな笑みを浮かべてそう挨拶をする。
確かにリアもワイドとは小さいころから知っているが、こういう形で会うのは初めてだ。
そこは校長としての、生徒に対するけじめなのだろう。
「今回呼び出したのは前回の実戦訓練のことでだ。今回クリアしたのは君たち七人だけだ、おめでとう」
水気以外の六人が「ありがとうございます」と頭を下げる、水気はリアに頭を持たれ、無理やりやらされた。
ワイドはさすがに校長をしているだけあってこの短時間で水気の性格を少し理解したのか苦笑いを浮かべたがすぐに真面目な顔になると
「茶見水気君たち5人には謝罪しなければいけないな。今回のことは幸い怪我は少なかったもののもしかすると怪我、最悪の場合はそれ以上のことだってあり得たかもしれないんだ」
ワイドと学年主任の教師は頭を下げて
「本当にすまなっかた、それにアクシデントへの早急な対応感謝する」
水気以外のレーシアたち4人はあわてて
「あ、頭を上げてください」
四人は大きなあくびをしている水気のほうを見ると
「それにこの中で彼がいなかったら、絶対にこんな結果では終わっていなかったでしょう」
・・・その時ずっと水気達の後ろに控えていた人物が水気達とワイドの間に入ってきて
「ちょっといいかなぁ?そろそろ僕達が呼ばれた理由を聞いてもいいかな?」
それはこの学校の生徒会長であるクロット・セイアスと副会長であるネルチャ・クーアだ。
この学校の生徒会長は毎年開催される武魔大会において優勝したものが選ばれる。
つまりは生徒会長とはこの学校で一番強いということだ。
クロットはセミロングの紫の髪と綺麗な容姿から学校の外にまでファンがいるらしい。
その横にいるネルチャ・クーアは黄色い髪とクロットに引けを取らないその容姿からこちらも学校の外にもファンがいるらしい。
ちなみにこの二人は小さいころからの幼馴染でクロットがクーアを副会長に推薦したらしい。
もしこの場にいたものはもう死んでもいいと思うかもしれない。何せこの場にはこの学校でとびぬけた容姿を持った女子生徒が八人が顔を合わせているのだ
....しかしここにいるのは水気だ。興味なさげにあくびをしていたがいつのまにか立ったまま眠っている。
2人のうちクーアがクロットに
「もう、クーちゃんはもう少し我慢しなよ」
そういうクーアにクロットは全く悪びれる様子もなく
「だってそろそろ僕も退屈になったんだもん」
「クロット・セイアスにネルチャ・クーア、すまなかったね。」
そして今度は全員を見ながら
「君たちにはこれから............新しいクラスに移ってもらう」
これって少しハーレム過ぎない?




