20話
遅くなりました!今度こそ間違って無いよね?
ホントスミマセン!何でもするんで!
電子 辞書「ほぅ?」
...辞書さんが!
電子 辞書「えっ!?」
―翌日―
あるぇー?
「1、2、3、4...増えてる。」
何度数えても4つだ。明らかにおかしい!
「赤鬼さーん!ルーミアー!尻尾が増えたー!」
妖怪(本職)に相談だ!
―んで―
「病気じゃないの...?」
「そうだぞー、病気じゃないぞー。妖獣とかは種類にもよるが妖力が増えたら尻尾も増えるやつが居るからなー?」
「そうそう、クロは皆よりだいぶ遅かっただけだからねー。(それでも全部別の動物ってのは珍しいけどね)。」
なんだー、病気とかじゃないのかー、いやー良かった良かった。
......常識だったよ!
うわ、恥ずかしっ!超恥ずかしっ!ええと、皆知ってんの?ちょっと本当に恥ずかし過ぎる!
「恥ずかしい.........。」
「えっと...」
「あー、そ、そうだ!クロの尻尾って感触良いよな~!?」
消え入りそうな声で呟いた僕に、話題を強制的にねじ曲げてくれる赤鬼さん、今はその気遣いが辛いです...。
「そ、そうね!さらさらでもふもふよね!」
「...起きてからまだ手入れしてないし...。」
「枕に良さそうだよな!」
「もういいよ...。」
「4本もあるならさ...」
「一本くらい...良いよね?」
「良いわけあるかバカァ!」
ボン!
「うわ!」
「キャ!」
「うお!?」
あれ?妖力弾を撃とうとしたんだけどな...?まあ良いや!取り敢えずザマァ!!
「(^p^)g」
「うわ、ムカつく!」
「やっちまえ!」
「「「「「「「よっしゃああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」」」」」」」
「何でそうなる!?」
―今回判った事―
・五感のパワーアップ
・疑似狐火
・なんちゃって幻術
・尻尾の使いやすさ上昇
・単純に妖力(?)の増加
赤鬼さんとルーミア以外の全員を片付けた後、判った事をまとめてみた。因みに真横には喧嘩で倒した死屍累々が積み上がってる。まあやったの僕だけど。
「くそう...まためんどくさいことに...慣れるようになるまで何年かかるのか。...どれもこれもあのじいさんのせいじゃなかろうか...!」
―某所―
「へっくし!...???」