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東方狐狗狸記  作者: 猫の子
12/31

11話

超短いですよ。


なんかスミマセン。

 美味しいものは?

 楽しいことは?

 そう言えばお土産は?

 変わった事はあるか?


 色々と聞かれました。

 お土産何てないよ?


 まあ、変わった事は有るね、妖怪の存在維持に関わる問題が一つ。


「…月、ねえ。」

「そ、月。」


 人間の月移住計画の事です。

 妖怪は人間の恐怖が産み出した者なので、人間が離れて恐怖が届かないと消滅してしまう、らしい。


「んー、やっぱりその船?が月に行くときに急襲仕掛けるのが一番だな。人口は?」

「確か…約十万人だったはず。8年後には増えたり減ったりが少しあると思うよ。」

「なら船は一つじゃないと思うよ?複数の船を作って飛ぶんじゃないかな?」

「…もしそうなら船の一つくらい見逃して、後は襲う、ってことで良いか?」

「なんで逃がすの?」

「緊張が緩むと思われるからだ。きっと大慌てするぞ?」

 赤鬼しゃきさんが策士だと?!

 明日は大雪か…?


「聞こえてるぞ。っと言うか、私は元々他の妖怪よりは頭が良い自信があるぞ?」

「ルーミアは?」

「こいつは論外だ。無駄に年食って無いからな。」

「そんなこと言うのはこの口なのか~?言っとくけど私より年寄りの妖怪だっているのか~!」

ひはいひはいイタイイタイ!!」


 なにやってんの。

 それにしても、ルーミアより年上の妖怪ね…。

 ちょっと会って見たいかな。


 その後、山の皆とどんちゃん騒ぎしました。


――――――――――――――――――――――――――――――


 あの宴会から7年経った。

 最近おかしい事がある。

 何時もの様に永琳に黙って空に飛んだときのことだ。


「…何で皆街に居るんだ?来年の今頃には月に行くのに…?」


 心の中でもやもやするこの気持ちを、適当な理由を付けて仕舞った事を、


 僕は後悔することになるのは、


 意外に早かった。


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