表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

掲載日:2026/08/19

 部屋の乱れは心の乱れ。

 そんな言葉を聞いたことがある。

 心が乱れていると余裕がなくなる。

 余裕がなくなると意識を向けることが難しくなる。

 意識を向けることが難しくなると見落としが生まれる。

 そして見落とされた所には徐々に徐々に埃が溜まっていく。

 一見すると綺麗な部屋。

 でもよく見れば埃の山。

 例えメイクやファッションで綺麗にしていても、心の疲労は蓄積していく。

 ストレス社会。


 仕事から帰った体をベッドに埋める。

 柔らかい布団が私を包み、ふと涙が溢れた。

 何もしたくない。

 カップ麺を作る行動ですら、今の私には難しい。


 どれだけ家で限界を迎えていても、外でに出たらそれは周囲には関係ない。

 崩れかかった心をセロテープで固定して、無理やり形を保たせる。

 けれど所詮はセロテープ。

 粘着力なんてたかがしれている。

 せめてガムテープなら良かったのにな。

 そう思わずにはいられない。


 社会に「私」という存在は必要ない。

 出社すれば求められるのは歯車。

 指示に従い、やるべきことを成し、許容量を超える業務が舞い込もうとも周りの歯車と同じペースで、狂うことも許されず、ただただ回り続けないといけない。

 会社だけではない。

 コンビニに行こうにも、歩道橋で夕陽を眺めていようにも、住宅街を歩いていようにも、素の自分を出すことはできない。

 世の無数の「当たり前」が形を成した「常識」というものが、私をひたすら苦しめる。


 家にいてもそう。

 スマホの画面に通知が表示される。

 友人からの連絡。

 今度ご飯行こうよという何気ない内容。

 でもそれに返すのは、今の自分を押し殺した上辺の言葉。


 あぁ、どうしてこんなにも世の中は生きづらいのか。

 どうすればこの積もり積もった心の埃はなくせるのか。

 強引に吸い取ってくれる掃除機があればいいのに。


 ただただ優しく、ただただ無感情に私を包み込んでくれる布団に埋もれながら、私は明日の自分に救いを求める。

 明日は良い日でありますように。

出来立てほやほや、筆者の心情100%搾りたてジュース。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ