第七話 さいむ者の取り立て
ーさて、今日中央銀行委員会(略・中銀)で働いている信君は金融小学校にある寮に
”取り立て”に行った。
ドッン!ドッン!ドッン!
堪忍袋の緒が切れたように信君は寮のドアを叩いていた。
「ゴラァ!中銀だァ!ドア開けろや!速く250万コウチョーかえせや!」
信君はドアの前にいるさいむ者に圧力をかけていた。
「最近はな、銀行の取り立ては厳しくなっただぞゴラァ!取り立ては1人まで。そして、取り立ては夜中はしてはダメ。…中銀の信頼を守る為にはクズを守らないといけないだよぉ!」
ドンドン!ドンドン!寮のドアを叩くたびに強くなってくる。しかし、さいむ者は応答しなかった。
そこで、これを出した。
「出てこないじゃ、しょうがねぇ…次出てこなかったら、”差し押さえ”だぞ?わかったかいな?」
そう、冷静な声で立ち去ると
そのさいむ者はその様子を観察していた。慣れている手つきで。
ー信君と元請君は会話を中銀の休憩時間していた。
「あのさ、元請さん。」
「なんだい信君。」
「あのね、この世には2種類の人間で分けられると思うだけど2種類の人間とはなにかわかる?」
「さいむ者(お金を借りている人)とさいけん者(お金を貸している人)やろ?」
信君が頷いた。
「そうそう。で、その関係のことを何というけ?」
「さいむ関係やろ。つまり、お金を借りている人と貸している人の関係のこというやろ?」
「そうだった。ありがとうございます。」
「オゥ。取り立てのときは怒りを出したほうがいいが、取り立て以外のときは不必要に怒りを出すなよ。頑張れ。」
元請君に応援されて残りの仕事に取り組んだ。
ー次の日、大家さんと信君は”ざいさん差し押さえ”に来た。
そして、大家さんがドアを空けた瞬間だった。
信君はあらいる物に「差し押さえ」という紙を張った。
「おら!中銀じゃごら!ざいさん差し押さえじゃ!物を全て借金に充てるぞ!」
「ええ!?!」
さいむ者は信君の激怒に机の下にうずくまるほど怯えた。
「バックに、カード、ゲームに、テレビ、ドンドンドップシールまで…さいむ者のくせに身の丈に合わないものしかねぇ…」
「ヒィィ!でも、周りに合わせないと僕集団から除外されるですよ。」
さいむ者はこの状況なのに理解しているのかしていないのかように汗をかいて冷静に答えた。
「チッ。パソコン、食料、冷蔵庫とかならは生活用品だから持っていけねぇ…チっ。」
「まぁ、身の丈に合わない物を買うのは自由だが…お金は返せよ!闇金には手を出すなよ!俺からの忠告だ。あと、もう二度とうちの業界からはお金を貸さないからな。」
「ヒィィ!はい、分かりました!闇金にも手を出さないで清くいきます!」
そう、中身のように表は胸を張って宣言した。
ーざいさんの差し押さえが終わると、信君はドアを開けて帰るときに一言言った。
「…もう、お金を借りるじゃねぇだぞ。」
信君が寮から出ると、何もない部屋に不気味にさいむ者は笑った。
「ハッハハ!あんたらがわからないところから借りてやるわい!そして、バックを買い直してやるわい!」
そして、電話をかけた。
電話先には「闇金サービス株式会社」
と表示されていた。
声を震えながら答えていた。
「200万…いや!298万コウチョーで…」
さいむ者は春に満開のように嬉しそうだった。
「え?嘘、1分福利15%でいいですか!ありがとうございます。…え?借りる理由?…借りる理由は生活に苦しいからです!」
さいむ者が幸せならいいかもしれない。
ー信君は後に語る
「止めても、金を借りるのを止めるのは無駄だ。何人も見てきたが、止めても無駄だった。あいう人のせいでヤミ金は存在しているだ。クソ…」
終わり




