第三話 金大・コンビニ
信君と元請君はエレベーターに乗り、どこかへ向かっていた。
「ね、元請君。どこに向かっているだ?」
「…それはな、金大・コンビニだ。」
「金大…コンビニ」
ガガガ…異質な空気の中、
エレベーターが止まり、空気を開放させるようにドアが開いた。
「信君、あれがコンビニだ…」
「小学校にコンビニが本当にあるなんて…」
そこに写っていたのは
「コンビニ」という看板があり、自動ドアがあった。
小学生も絶望な顔の中、そこに入ると希望ではないのに笑顔になった。
「とりあえず…入るぞ。信君。」
「お金…働いていないので持っていないですけど…」
「まっまっ、とりあえず入るぞ。奢るから。」
「ありがとうございます!」
なにげもない会話をしながら、ドアの前に立つと本当にドアが自動に開いた。
「これが、小学校の中なの…」
「そうだ、これが3.2万人の胃袋を補うためにたくさんあるだ…」
店内は、普通のコンビニではなかった。
レジ、コーヒーマシン、ATM、コピー機、ぎっしり詰まっている棚…冷凍コーナ、お菓子、弁当飲み物…そしてHな本。
「信君、あのレジを見て。」
「ハッ!まさか…あれは!」
そこにあったのは、箱を渡し客が店員に伝票になにやら書いている様子だった。
「まさか…」
「そう…まさかのだよ。あれは…郵便だ…」
「学校内に郵便だと…」
ガガガ…ガガガ…
「なんであるですか!」
「それはね、信君。3.2万人もいるなら、大きな小学校でしょう?つまり…」
「なるへそ!大きすぎて輸送が発達しないと他の人に物を渡すときに不便…」
「そういうことだ…とりあえず校内で一番人気な(バシバシ君)という氷菓子を奢ろう…」
そして、2人は氷菓子、ジュース一つずつ買った。
そして、レジへ向かうと小学生がレジ打ちをしていた。その小学生は、社会に敗北したようなクマが周りについた目で作業していた。元気な声で社畜感をなくしていた…
「いらっしゃいませー!こちら温めますか?」
ガガガ…ガガガ…
「…そのままで。」
「かしこまりましたー!備蓄米袋は5コウチョーですが、いかがでしょうか?」
「…一つ。お願いします。」
元請君が決済をしてくれた。
「決済方法は?」
「tyoPayで…」
「こちらにタッチしてください。」
カードを機械にタッチするとお会計が済んだ…
「ありがとうございましたー!」
店から出ると、バシバシ君を食べて話し合った。
「…信君。うちの銀行に来ないか。」
ガガガ…ガガガ…元請君は聞いた。
「…いいですよ。来ます。」
「よし!それなら、話が速い!…明日からよろしく…」
「はい…よろしくお願いします。」
2人は熱い握手を交わした。
この時までは、信君は銀行の恐ろしさにまだ気づいてなかった…
続く




