恋愛感情なくない!?
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
喚かないのが~。の二人。
まさかここで彼の信念がもれるとは。
彼とキスを交わした後もそこまで私の感情は動転しなかった。ただただ相手を相手を思う温さだけが心身を包み込む。緊張に緊張を重ねた後の安堵のせいか、お腹が空いた。
「お昼は漁るなり、作るなり、金置いてくから好きにしろって。折角だから、外に食べに行く?」
「あぁ……。またあの人に借りを作ったな」
家に来た時にも言われた『借り』。あんまり心配しなくて良いと言っても、言葉だけで思いを変えるのは難しいことなのだろう。
リビングまで降りると、テーブルの上に乗っていた封筒を発見した。中を覗くときっかり三千円。話し合った結果、近くのファミレスへ行くとになった。テーブル席に案内されたので、向かい合わせになって座る。
「良かった。お前が拒まず、空気が濁らず、何時も通りで」
メニューを開きながら、彼はそんな事をぽつりと呟いた。きっと私と彼がキスした後の事をきっと考えていたのだろう。お互いがお互い気まずくなって、破局する。そんな最悪なシナリオ。
でもそうならなかったのは、彼が乱暴に事を進めなかったからだ。
「其れは君が優しくしてくれたから。本当に優しく……丁寧に……」
そこまで考えて、ある事に気が付く。いや待って、私、彼に対して恋愛感情持ってなくない? なんか友達同士でハグした様な気分に陥ってない? それで良いのか……?
「あ……ごめんね。なんか……全然……恋愛感情持ってない気がする……」
しかし彼は大きな溜息を一つ吐き出して、じっと此方を見詰めてきた。呆れているのかと思ったが、そうでは無い。手が掛かりながらも愛おしい生き物を見るような顔をしている
「それ」
「え?」
「今もまた抱え込んでる。元々のその性格に加え、関係が深くないと録に悩みを相談しない。大抵相手に得させて、自分が我慢する様な提案ばかりするから、相手が流される。
俺はお前の思うままに生きて欲しい。その為には俺意外と付き合って欲しくないし、俺以外幸せに出来ないと思ってる」
『お前が行きたいところを発言しような』。『どっちか選べ』。何時も何時も何時も、私の事ばかり優先してくれる。『好きなの選びなよ』と言っても彼は譲らなかった。それも全て『思うままに生きて欲しい』という彼の願い。
彼の手が伸びて、私の拳のうえに乗る。いつもより熱く感じるのは、私の気の所為では無いだろう。そんなアフタートークをしながら、注文を済ませた。
「拒まないでくれただけで、目移りしないだけで御の字だよ」
転から先もプロットはあるんですが、もう少し膨らませたいとは思ってます。
終わりに近付くにつれて、選択権が狭まっていくので、難しい話なのですが。
だから 転 嫌い( '-' ) 率直な暴言。
だから今回は小休止兼まとめ回。
原点回帰って奴ですね。
あと二回ぐらい小休止とまとめをして、転に移りたいと考えているんですよ。
長編にする時、どう変えようかな。