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青星の水晶〈下〉  作者: 千雪はな
プロローグ
3/77

絶望の闇と希望の光

暗闇の中、どこかへ沈んでいく


まるで底なし沼の真ん中で

(すが)る枝すらなく

もがく力もなく

ずぶずぶと静かに

誰に気づかれることもなく

ただ深く深く沈んでいく


永遠に辿り着くことのない闇の底へ向かって___




静寂の中、誰かの声が聞こえた


まるで誰かを呼び戻しているかのように

縋るように声を枯らして

こちらに差し伸べられた手を

恐る恐る掴む

その声が呼ぶのは私の名だと気づくと

掴んだその手が私を引き上げた


私はゆっくりと目を開けた


眩い光の中、愛しいその人の名を呟いた

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