表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

君が笑うから僕も笑うんだ。

作者: 七瀬
掲載日:2020/07/29






___僕には、10年以上付き合っている彼女がいた。

彼女と知り合ってからだと? 15年以上になる。



___彼女と付き合いだして直ぐに、僕は彼女と同棲して。

喧嘩もたくさんしたし! 口も利かない日も何日もあった事も...!




・・・仕事で失敗して、家に帰って彼女に八つ当たりしたり!

口喧嘩はしょっちゅで、何度僕は彼女と別れようと思ったことか?

でも? その度、彼女が僕とちゃんと向き合ってくれたから別

れずに済んだのかもしれない。




僕が悩んでいる時も、僕に何も聞かずにそっとしておいてくれたり。

何気に僕を、支えてくれてたというか?



いつもは? ズバズバ何でも聞いてくるクセに、、、!

こういう時は、気が利くというか?

勘がいいというか? 繊細なところもあって、、、。




でも? 彼女を怒らすと、めちゃめちゃ怖くて。

家のモノを辺り構わず、僕に投げつけたり。

気が強いところもあるのに、情にもろいところもあって。

映画とか? 感動するモノには直ぐに泣くし!



___ホント! どうしようもない奴でさ!

それでも、そんな彼女が僕は大好きだったんだ。




彼女だって! 僕の事が嫌いなところもいっぱいあっただろうけど。

別れなかったのは? 僕の事が好きだという気持ちもあったからだと

思うし! 今まで、なんだかんだと僕たちは上手くいっていたのかも

しれない。




 *



・・・だけど?

彼女から僕は、こんな事を言われたんだ。


『___ねえ、真翔!』

『・・・ううん?』

『___あのさ、私たち結婚しないんだったら? “別れよう”』

『・・・えぇ!?』

『___もう、私たち10年以上付き合ってるのに! 結婚の話

すら出ないじゃない! きっとこの先も結婚は、真翔とは考えられ

ないんだよ! だから、真翔の事好きだけど、、、? 別れて、』

『・・・・・・』

『___やっぱり、何にも言わないんだね?』

『・・・だって! 急に、そんなこと言われても。』

『___時間は、たっぷりあったはずだよ! 今! 答えられないのは?

ちゃんと、これからの私たちの事を真翔が考えてなかっただけだよ。』

『・・・でもさ! そんな急に、別れなくても。』

『___ごめんね、私、他の男性ひとからプロポーズされたんだ。』

『・・・えぇ!?』

『まだ、ちゃんとプロポーズの答えを言ってないけど? その男性ひと

のプロポーズを受けようと思ってるんだ。真翔もいいと思うでしょ?』

『・・・・・・』

『・・・また、何も言わないんだね。』

『・・・・・・』

『・・・じゃあ、そういう事だから!』

『・・・・・・』





___僕は彼女に、何も言えなかった。

確かに! 彼女と10年以上いて、僕の傍に彼女が居る事が当たり前に

なっていたから、ずっと僕の隣で笑っててくれると思っていたんだ。




・・・まさか!?

他の男性ひとに、彼女がプロポーズされていたなんて!

想ってもみなかった。




 *



___だからね!

僕は、彼女にダメもとでこんな事を言ったんだよ!


『・・・ねえ、雪菜?』

『___何?』

『ずっとね、雪菜が僕の隣で笑ってくれて、僕も雪菜につられて

笑って! ふたりで、どんな事でも笑いに変えてそんな生活が、

ずっと続いて行くんだと僕は勝手に思ってたんだ! でもさ? 

違ったのかなって、今は思うんだ! 雪菜は? “結婚相手”が欲

しかったんだって分かったんだ! そりゃ~! 10年以上も付き合っ

ている男から、【結婚のけ】の字も言わない男と一緒に居ても、この先

不安だろうし! 雪菜の気持ちも、よく分かるけど? それでも、僕は

雪菜の事を愛しているし! 他の女性ひとは、考えられないから! 

やっぱり、ネチこいかもしれないけど? 僕は雪菜の事を誰にも渡した

くない! 自分勝手かもしれないけど? それが! “本心”なんだ!』

『・・・真翔、』

『・・・ごめんな、こんな事! 今更、聞かされても困るよな?』

『・・・ううん。』

『ただ、最後に雪菜に言わなかった事を、後悔したくなかったから。』

『・・・ううん。』





___僕はこれが最後だと思い、彼女に自分の気持ちを素直に伝えた。













・・・それから、

彼女は? プロポーズを受けた相手に断った。

その後、僕と彼女は数ヶ月後。

【結婚式】を挙げたんだ!


籍も居れてね。

なんだか? いろんな事がスッキリしたように感じる。

やっぱり、僕は彼女しかダメだから!




最後までお読みいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ