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ごめん、友達に戻りたい

1月。


それは日本における四季の中で『冬』と言う。


あなたにとって、『雪が降る』というのはロマンチックな光景ですか?それとも、ただただ積もるだけの不安を煽る要素ですか?


僕にとっては後者だった。北の寒い地に住み、雪が酷い日には朝昼晩雪かきに追われるなんて言うことも珍しくなかった。外に出たばかりは身体が震え、手がかじかんで上手く動かせないのだが、不思議なことに少しでもその状況を我慢して作業を進めていると、今度は暑くなってくる。




暑い冬。僕にとって、今年は『熱い冬』であった。












6月になり、僕は『人手が足りないから』という理由でかなりの連勤を迫られていた。僕がいても、人手は足りない。そんな状況では仕事量も増える増える。動く仕事でもないのに汗が良く出ること出ること。Yシャツがいくらあっても足りない。


その連勤数は『6』。年に1度あるかどうかの、かなり辛いシフトであった……




しかしそんな連勤も終わりは必ずやってくる。僕はようやく終わった……!という開放感に浸りながら、いつも通り仕事終わりにゲームセンターへ遊びに行く。そうそう、僕は昔とあるゲームで全国的に見てもそこそこの上位層に居たんだよ。そのおかげで友達も増えたりしたかな。時が経だだ今は連絡先も途絶えてる人が多いけど。


しかしもうそのゲームは休止状態。久々にプレイしてみると、手が痛くなったり、腕がつりそうになったり……老人か?



その後、ハマっているゲームをやるべくゲームセンターの2階に上がる。音ゲーをプレイすると身体が暖まるのだが、それを全く考慮していないだろと言わんばかりの超弱冷房。そんなところでケチってんじゃねえ。


スライダーを叩いたり擦ったりするゲーム。このゲームに僕は精を出している。暇さえあればゲーセン行ってこのゲーム……S◯GAさんにはお世話になってますよ。


スライダーの横にはちょっとだけ物を置けるスペースがある。僕はいつもそこにスマホを置くのだが、ちょっとだけ電源を付けると、1件の通知が来ていた。






『ごめん、友達に戻りたい』

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