季節のうつろい

夏の終わり　日が少し短くなり　風が涼しくなってくる

あんなにうるさかったセミの鳴き声も聞こえなくなり

あちこちで遊んでいた子供たちの姿が見えずらくなる

畑のなかの色鮮やかな赤や緑が消えてゆく

日差しを気にしてかぶっていた帽子とも来年までお別れ

花火大会に着て行った浴衣と帯を箪笥にしまう

すだれを窓からとりはずす

お気に入りのカーディガンの場所を気にし始める

使い切れなかったかき氷のシロップをどうしようか悩む

そんな季節の終わり

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ご一読ありがとうございました