状況
「PKか!」
よく判らないが、男たちはそれで納得したらしく、他のテストもやりたがった。
もぅ。
やっぱり、こういう展開になっちゃうじゃないか…。
まずい、早速、僕がポンコツなのがバレちゃう!
なにしろイトウカツマサがスポーツ万能なのに対して、僕は頑張って三なのだから、僕は頭を抱えたが、マリンが、任せろ、と言う。
なんと、僕はマリンの水に包まれて、イトウカツマサに負けない数値を叩き出した。
「さすがに空間移動者だな」
と、男たちは感嘆し、
「どうだね。
君も同郷のイトウ君と一緒の方が心強いだろう。
ここで暮らさないか?」
軽く言っているが、これは四者連合が全ての魔王を独占する、という事だった。
「いやぁ、僕は宿で自由に暮らす方が気楽なので…」
断ったのだが、なかなか帰してもらえない。
その時、エレベーターが開き、キャンパさんが、ギルドの私兵と共に現れた。
実は、たぶん、こんな感じになると思っていたので、予め変身スライムをギルド近くに潜ませていたのだ。
帰りの車でキャンパさんは誉めてくれた。
「ウラガスミさん、賢明な判断でした。
四者連合は、あなたたちを使って、スピン教団と戦争を始める気だったんです」
「え、そんな大事だったんですか?」
「ウラガスミさんは、もう全てをご存知のようですから話しますが、今、リヒャード率いるスピン教団は、マイラの不満分子を取り込んで、他の一一人を圧倒する勢いなのです。
それで四者連合や我々ギルドが秘密裏に動いて、あなたと、あのイトウという子を確保しました。
ギルドは、あなたを自由に育てて、力を高めようとしていますが、四者連合はイトウ君を、ほぼ幽閉状態にしています。
レベルも、おそらく、思うほど上がっていないのではないでしょうか?」
やれやれ、この辺の事全てを解決しないと、僕は日本に帰れないのだろうか?




