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三本指の足跡
うわぁ、隠し部屋かよっ! と、マクルは叫んだ。
「気をつけろ。
どんなトラップがあるか、判らないぞ!」
とリヌ。
僕は、トラップ探知のマジックを使ってみた。
「大丈夫みたい…」
僕が言うと、剣を構えて、マクルが部屋に入った。
あ、部屋に入る前に、サーチという、照明マジックを使えばよかったな…、と僕は思ったが。
唐突に、部屋は自動的に明るくなった。
「…な…、なんだぁ…」
マクルの唖然とした、というような声に、僕も部屋に入ってみた。
そこは、まるでサイコロのように、真四角な部屋だった。
探知でマップに示された感じより広く思うのは、部屋の天井が高いためだと思う。
そして、その正方形の部屋の天井には、一個の、大きな筒が、垂直に立っていた。
それは、二一世紀人の僕の見たまんまで言うと、人間が一人、筒に入って、コールドスリープ的なことをしていたんじゃないかと…。
全く、そのように見えた。
いや、そうしか見えなかった。
そして、今、その筒は、円柱の半分が、パカン、と開いた状態になっていた。
そ…。
そして…。
円柱の床は濡れていて、しかも、そこから奥の部屋に向かって、濡れた足跡が続いているのだが、
その足跡は…!
三本指の、内向きに数字の6の字のようだった。




