早いな
競争しようぜ
~信人たちは新商品の試食を約束し、学校へと向かった~
学校の校門につくと、信人と海斗が、何やら言い始めた。二人が、いつも競いあってることは女子二人の美優と珠希は知っている。
信人が「ここから、玄関口まで競争しようぜ」って言い出した。「いいぜっ」と返す海斗に、信人が「おれ、自信あるぜ」などといい始めた。校門のところで、体操やトレーニングをし始めたので、美優と珠希は
「先に行ってるね」と言い二人を置いて行ってしまった。
すると、少しして、「ここで何しているんだい?」と声がかかった。三学年委員長の高橋大河だ。
信人が「今から、玄関まで競争するんだ」と返事を返した。海斗が、「混ざりたいなら、いいぜ」と誘い出した。信人も「いいぜ。」といった。
すると、学年委員長の大河も身を乗りだし、「マジ?勝負なら受けてたつぜ」と、肩を回したりして、体操を始めた。
信人が「準備いい?」と二人に聞くと「いいぜ。準備ok。」と返してきた。信人が近くにいた三学年の生徒である吉野可憐に「よーい。どんって言ってくれる?」と話しかけた。彼女は「え?あ、うん。いいょ」と言って、「では、いくよ。よーい。どんっ」と言った。
三人は、ヒョウのような早さで風を切って走っていった。他の生徒をすり抜け、追い抜いて、「わんー、おー、え?」という声に手を振りながら、なにげ余裕で美優と珠希を追い越して、無事ゴール!した。
三人はゴールに同着した。
息を切らしながら、「おれら、、、同着?」と顔を合わせた。三人は、肩を組み「お前やるな、そお前も早いな、」などといい、玄関に入って部屋にいった。
キーコーンカーンコーン~チャイムがなり、先生がやって来て朝のホームルームが始まった。
三人は同着?