パートナーの正体が
投稿するのは土日ですね
何故?
魔獣が無機物っていいの?顔が何処にあるの?それ以前に身体は?
僕と同じぐらいの大きさだし
外見はなんでもいいにしたけど流石にこれは........
『卵がかえってカラレスゴーストが生まれた!』
『カラレスゴーストに名前をつけましょう!』
やっぱ卵からかえったんだね
それにしても名前か。ゴーストだから触れないし色は無色だし....
無色?触れない?そうだ!
カラレスゴーストの傍に寄る
「君の名前ははフォトンだ、僕は君のパートナーのホオズキ。
よろしく!」
「オオオォォォ」
フォトンの鳴き声は怨霊の叫び声みたいに低いけど怖さは感じない
「じゃあフォトンのステータス見てもいい?」
「オオォォ!」
確かパートナーに触れてステータスと念じると
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フォトン
種族:カラレスゴースト
種族スキル
《装着》《認識阻害》《念力》
説明
属性をまだ持ってないゴースト
これからの進化により属性がつく
《装着》は創られた時の願望により付いた
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まさかあの願望がこんなスキルになるとは........
自分の心の内は吐き出してみるもんだね!
スキルの詳細はっと
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《装着》
このスキルを持っている個体を装備として身につけることができる
武具か武器になる
武具になると一式装備に、武器になると所有している武器スキルになる
装備としての性能は元となった個体に左右される
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《認識阻害》
このスキルを所有すると周りに認識を阻害する靄が発生する
靄は自分以外の生き物しか見えない
常時発動する
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《念力》
無機物、有機物問わずに物を動かす事ができる
最初は少ししか動かせないが訓練すると動かせる力が大きくなる
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なんだろう、すごい癖のある魔獣に進化しそうだね
まあいいか
それよりも《装着》を試してみないと
「ねえフォトン、今から《装着》って試せる?」
「オオォ」
嫌がる様子がないって事はOKってことだよね
よしやろう!
「じゃあフォトンやって!」
するとフォトンは僕に突進してきた
フォトンはゴーストだから当たっても痛くはないけど背筋が凍る様な冷たさがする
「オオオオオオォォォ!!!!!!」
フォトンが叫びだした
なんか聞いてて凄い不安になってくる
フォトンが叫び出すと周りの靄が体の周りに集まってきた
何か家で着ている様な肌触りがする
周りの靄が薄れ消えていった
いま僕の着ている服は現実で見慣れた和服だった
灰色の袴に濃藍の長着。同じく濃藍の五つ紋付の羽織。そして首には白い石がペンダントみたいに首にかかっている
着心地としてはとてもいい
髪の色が黒だからとてもあっているはず
「オォォ(どう?どう?)」
ペンダントからフォトンの声が聞こえる
何を言っているかわかる...............え?
「この声はフォトン?」
「オオオォォ(そうだよ、それよりもきごこちはどう?)」
「あぁとてもいい、体にとてもフィットしているよ」
「オオォォ!(よかった!)」
やはりフォトンの声みたいだね
怨念の叫び声みたいに低くなく、幼稚園児みたいな高い声だ
「オォ!(そとにいこうよ!)」
フォトンはどうやら外に出たいみたい。ゴーストだから心配だけど何とかなるだろう
「よし、いこっか!」
「オオォ!(やったー!)」
外でもキメラの能力を試せるしいいよね
「オオォォ!(そとー!)」
フォトンを着たまま街に出てみた。日の光に当たってもフォトンは大丈夫みたい
今はちょうど9:00
昨日ギルドが見つかったのが夜の8:00ぐらい
ギルドで寝てさっき起きたからお寝坊さんだね
「オオォ!(そとみよ!そと!)」
フォトンはどうやら街の外に出たいらしい
能力を試すから街の外のほうがいいよね
「いざ街の外へー!」
「オオオォォ(へーーー!!!)」