表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/120

10ー6

「奥」の扉を慌ただしく叩く音がした。


マリィが扉を開けるのと同時に、「表」でカイラスの代わりとしてブラックウォードの留守を預かるナオが居室に入ってきた。


ナオはマリィに事情を説明するよりも、先に居室のなかを、誰かを捜すように目をやっている。


慌てぶりに、マリィは眉を顰めた。


「どうされたのです?」


「ルリ様は?ルリ様は、どこに?

あの方が、このような時に訪ねてくるとは。

殿下の耳に入ったら、大変なことになるだろうに」


慌ててるのか、いつも冷静で顔色を変えることがないナオが動揺していて、ナオとは職務上長い付き合いだったが、そんなナオを見たのは、初めてだった。


マリィは、動揺しているナオを辛抱強く促して、説明を求めた。


「ルリ様なら、先ほどから、庭園の温室にいらっしゃるはずですが?


ナオ殿、落ち着いて、ことのあらましをお話し下さい。まったく、話が見えませんわ」


ナオが乱れた呼吸を整えるように、ひとつ深く息を吸い込んだ。


マリィの促しで、自分を取り戻したような表情になった。


「失礼した、家政務長。

ルリ様を訪ねて、ハイラルから王太子ヴィグローヴァ様が急にいらっしゃっている」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ