表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
92/120

10ー2

薄暗い室内には、ヴィグと先読みの力を生まれつきもつハイラルの巫女姫シルダリヤが絶えることのない炎が揺らめく炉を挟んで対面していた。


伏せられていた瞼をゆっくりとあげると、そこにはヴィグと同じ色の濃い翠色をした美しい瞳があった。


ヴィグの瞳に焦点を合わせながら、ヴィグに呆れたように言い放ったのだ。


「ハイラルの男のくせに、死ぬ死ぬ、言うなど、戦士にあるまじきこと。


主のは、病いは病いでも、死んだりせぬから、安心せよ」


美貌の巫は、にこりともしない。


「やはり、病んでいるのか?」


ヴィグが、すかさず聞いた。


「お前は、子どもの頃から阿呆だったが、自分の気持ちにも、気づいてないとは。

阿呆も極まったな」


辛辣な言葉が、その美しい口元から流れ出てくる。


「⁇」

ヴィグは姉の顔を見ながら、まだ理解せずにいた。


「まだ理解しないとは...。

ヴィグよ。お前のは、病いは病いでも、恋煩いじゃ!」


「なんと?」


美姫の瞳の色が冷たさを増した。


「脳筋めが。

だ~か~ら~、ヴィグ、お前は、その胸のうちにおる女のことが好きなのだろっ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ