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5ー2

瑠璃はマリィとリビングルームの座り心地の良いソファに座って、午後のお茶をしながら他愛のない話をしていた。


城に移ってきてから、午前中は瑠璃の母よりも祖母に年の頃は近く見えるニコという女官に、オビ語の教授をカイラスに使うことを許された図書室でびっちり受けていた。


その特訓ぶりは、有名大学を受験する予備校か、と瑠璃が突っ込みたくなるくらい。


そのおかげで、瑠璃のオビ語は、普通に会話できるくらいにはなった。


マナナ寺の女たちは、皆、親切ではあったが

寡黙だったから、オビ語を教わるのは、瑠璃にとっては、ありがたかったのだ。


気になっていたことをマリィに聞いた。


「この胸元が大胆にあいた服って、どうにかならない?」


マリィが瑠璃の胸元に、遠慮がちに目を向ける。


そして、どう説明するべきなのか...という顔をしてから、話し始めた。


「ルリ様は異国の生まれでしたものね。

オビでは、庇護を与えられた女は、庇護を与えてくれる男に衣食住すべてを与えられるのです。ルリ様のお召しになるものは、すべて殿下から与えられるものです。


そして、庇護を与えられているかは、その女が男から贈られた装身具を身につけているかで判断いたします。


一目で分かるように、大概は首飾りをつけるので、そのような、鎖骨が見えるようなものになります。


ただ、ルリ様のものは、殿下の好みが多少反映されているようですわね。」




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