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2ー7

ルリが戻ってきてくれることを願って、ラタの満天星亭で、3日待った。


新婚初夜に、新妻に逃げられるという、夫として、また、男としてカイラスはしばらく立ち直れないほどの衝撃を受けたが、それ以上に、行くあてもないルリが心配だった。


言葉も理解出来ず、金銭ももたずに、飛び出したのだから。


カイラスが治めるオビ国のヴァスキュラ領では、人身売買は死罪と定めるほど、厳しい重罪を課しているが、国境を接しているので、ハイラルに連れ去られていたら、ルリの足取りはわかりにくくなる。


王族の庇護を得た証である金環の価値を、ルリは知らない。


城に連れかえり、言葉を覚えたら、カイラスが伝えるつもりだった。


オビに住むものであれば、ルリが貴妃であること、特にカイラスの太陽紋の金環をしているから、将来の正妃であることが、わかるはずだ。


カイラスがラタに滞在できたのは、3日が限度だった。ハイラル国との、貿易交渉が始まる前に裁決を下したり、城下での陳情への対処など領主として、どうしても、カイラスがやらなければならない仕事があった。


ルリに思いを残し、後ろ髪をひかれながら、ブラックウォードの城に戻った。

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