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光の手形 ~異世界で神の化身に転生した~  作者: 住之江京
幕間

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14/59

魔法

***


  へっこら、ひょっこら、へっこらしょ。

  我与えん、ねこの尾の先、

  めうしの胃袋の、ねこの瞳の、

  こいぬの血の、

  お皿の欠片。

  へっこら、ひょっこら、へっこらしょ。


  (没理由:ブロック記号が格好悪い)


  ――『天与聖典』詠唱没案・一章二条一項「八方炎刃獄オールレンジフレアエッジ



 三度目に人が滅んだ後、神は人に魔法を与えることとした。


 人の言葉は精霊には伝わらず、精霊の言葉は人には伝わらぬ。言葉と繋ぐため、神は幾つかの、人の言葉を精霊に教え、それを教えたことを人に教えた。

 人はその言葉をもって呪文とし、呪文をもって精霊に願う。

 精霊は人の願いを受けて意味を取り、意味に従い事を為した。

 これが詠唱魔法の始まりである。

 人は魔法もって、栄えに栄え、増えに増え、魔法を与えた神に深く感謝を捧げた。


 紋様魔法や付与魔道具については、詠唱魔法を基に人が勝手に作った物なので、神はよく知らぬ。

 神としては、あまり快く思っておらぬ。

 精霊に言い聞かせて無為にしても良い所なれど、それをせぬは神の慈悲心なり。

 人は神に感謝し、神を崇めるべし。

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