表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Elysion Online  作者: 乾 碧
3章
60/60

似て非なる世界 #3


「ん? 」

窓の方を向いていたミキはジェーニィの方に振り返り、ニヤリとする。そして、確かめる。

「ジェーニィ。今、何て言ったの? 」

「俺はその姿も良いと言っただけだぞ? まぁ、現実のミキを知らんからそこと区別はつけられないけどさ」

何で聞き直されたのか分かっていないジェーニィ。だから、ジェーニィは同じことをもう一回言ったのだ。

「へぇ? じゃぁ、ジェーニィはロリコンなんだ? 」

「な…………っ!! なんでそういうことになるっ!! 」

もちろんのこと、ジェーニィは慌てて否定にかかる。ジェーニィが年下だと知ったミキは、畳み掛ける。

「ショタコン? 」

「それも違うっっ!!!! 」

恥ずかしそうに首を左右に振っているジェーニィ。それを見てミキはより面白くなる。こういう風に、他人を、友達を弄ったことがなかったから。

「あはは、ごめんごめん。冗談だって」

「びっくりするから、そういうことは言わないでくれ」

「ごめんごめん」

「はぁ………………」

落ち着いたジェーニィは疲れたような感じでベットに腰をおろす。ミキはもう一つあるベットに。さっきみたいに、隣にはいない。

「おまたせ。戻ったよ」

「ご、ごめん……。待った? 」

ようやく二人が戻ってきた。男の子から女の子になったが現実とはそんなに変わってないんだろうな、という印象をルースには受ける。逆に、ミクはちょっと女の子っぽくなったかな、という印象を受ける。ミキの主観的な感覚だけれど。

ミクもやっとなれたのかなぁ、とミクは思う。

「もう大丈夫そう? ミク? 」

「う、うん。まだ……ちょとだけ……、臭わなくもないけど………………」

「そうか? 俺には分からんが」

「隣にいる僕でも分からないんだから、そんなに心配しなくて大丈夫だよ」

「そ、そうかな…………」

ミクはミキの方に。ルースはジェーニィの方に。

「時間もあれだしさ、今日はここまでにしとくか? 」

「僕はそれでいいと思うな。ミキとミクは? 」

「そだね」

「今日はもうしないの? 」

ミクだけが違う意見。

「そうだね。明日も学校だし、一度ログインしたら中々落ちようとは思わなくなっちゃうからね」

「また明日。それでいいだろ? 」

「私はルースとジェーニィと同じ意見だよ」

「そっかぁ………………。私だけやろっかなぁ……」

夜ご飯を食べお風呂を入ってからやるとしても、現実の時間の九時頃からは始められる。二時間くらいはプレイする時間が確保できる。

「あんまりしすぎるなよ? 」

「分かってる」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ