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Elysion Online  作者: 乾 碧
3章
56/60

ベトベト ネバネバ #1


後から思えば、何でこんなことをしてしまったのかと後悔をせざるを得ない。

ミクが【スカイアップ】で【ウネル】を空をと飛ばした理由は、ルースに最後の攻撃をしてもらうため。それに、ここにいるモンスターの全ては、耐力が無くなったその場所で消滅する。

だからこの場合では、【スカイアップ】で打ち上げ【チャージ・ショット】で攻撃したその場所で消えることになる。

うん。その通り、【ウネル】はちゃんと空中で消えた。【ウネル】は消えた。

しかし、ミクは緑色の液体を空中に見た。それが自分にむかって降り注ごうとされているのも見た。

【ウネル】の粘液は重力に従ってすぐに落ちてくる。ミクはすぐに考えた。ルースの元に戻ろうと。

そして、行動に移した。

そして、ミクは滑った。

「……………………え? 」

ミクの視界がひっくり変える。さきの攻撃【アキシング】によって漏れ出ていた粘液によって、ミクは滑ってしまったのだ。

滑ってしまったということはもう上から降ってくる粘液を避けることは不可能になってしまったわけで。

「んんんわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!! 」

自分でもどっからそんな声が出たのか分からないほどの悲鳴を、ミクは緑色の粘液にまみれながら発した。


「うー………………。ベトベトする………………」

【アーロン川 滝壺】まで行って神猪(オッタル)を倒すつもりだった4人だったが、ミクがあんなことになってしまったので、緑色の粘液でミクが身体中をベトベトにしてしまったので、仕方なく第7広場まで戻り、近くにあるホテルにへと入った。

自分の家に戻りたいという思いもあったが部屋にお風呂なんてものはないわけで、お風呂が付いているホテルを借りるしか方法が無かった。【セル】を使ってしまうのは勿体無かったが、仕方のないこと。

シャワーの出力を最大にして頭から浴びているが、なかなかそのネバネバ感はとれない。

「ミク? 大丈夫? 」

ルースの声が聞こえる。脱衣所で待っていてくれているのはルースだけ。ジェーニィとミキは部屋で待機だ。

現実(リアル)では、ジェーニィ、ミク、ルースが男の子。ミキは女の子。だけど、この世界ではジェーニィはそのままだが、ミクとルースは女の子になっていて、ミキは男の子になっている。

ということは、お風呂を出た後の姿を見れるのはルースしかいない。本来の性別は関係ない。

「んー。分かんない……」

ある程度は取れてはいるものの、全部取れているのかは甚だ不安である。

「まぁ、いいや……」

水の使いすぎはいけない。部屋代と別に【セル】を取られてしまう。

シャワーの蛇口をキュッとしめる。

扉を少しだけ開いて、ミクは声を作る。

「ルース…………? 」

「な、なんだい? 」

2人とも、声が少しだけ上擦っている。2人とも、本当は男の子だ。今は女の子だけれど。いくら自分の姿といえども、恥ずかしいものである。ルースの中でも、いくら同性といえど異性なわけで、やっぱり恥ずかしいわけである。

「タオル、ちょうだい? 」

「うん。分かった」

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