Let's party #7
「だろ? 」
ジェーニィは、左手に持っている【水刀風染】、右手に持っている【風刀水染】をクルクルと回す。
「その短剣は、最初からの武器だったの? 」
ミクはそれが気になった。
ミクの【ムーンアクス】は最初からあったものだから、もしジェーニィの持っているそれがそうでないのであれば、それは羨ましいことだからだ。
「いや。神猪ってモンスターを倒した時に手に入ったんだ」
「神猪……? 」
その名前を、ミクは始めて耳にした。会ったことも無いし、昨日Elysionについて調べている時も、その名前は出てこなかった。
「知らないか……」
「私も知らないよ」
ミキはミクと同じらしい。
「僕は戦ったことあるよ。この地上弩はその時に手に入ったものだし」
「ルースも戦ったのか」
「うん。一緒にプレイしてた娘に巻き込まれてね……」
「それは散々だったな」
ミクとミキは、ジェーニィとルースの話についていくことが出来ない。
「あ、悪い。二人には分からん話だったな」
「ううん。その話聞かせてくれないかな? 面白そうだし」
「そうだね。ミクに賛成」
ミキはうんうんと、頷く。
「え? 言うのか……? 」
ジェーニィは、嫌そうに言葉を作った。
「別に良いんじゃないかな」
ルースも二人に賛同する。
「はぁ、そうだな。ここはモンスター出ないようだし」
ジェーニィは、ため息をついて話を始めた。
「この【深淵なる森】の先にあるダンジョンに【アーロン川】ってのがあるんだ」
「【深淵なる森】には、行ったことないって言ってなかったっけ? 」
「あぁ、組んだパーティーのリーダーが【アーロン川】に行ってたみたいだからな」
「ルースをリーダーにした今回と一緒ってことね」
「おう。それでだ。【アーロン川】を進んで行ったら洞窟があったわけなんだ」
「ここらは、僕も話すのに加わろうかな」
話を聞いているたけだったルースが、間を割ってきた。
「じゃ、任せた」
「うん。任された」
ルースは、一息ついて話し始めた。




