Let's party #6
買い物を終えたミク達は、第7広場に戻った。
広場以外の場所では、他の場所へ移動することが出来ないからだ。だから、ミク達はこの場所に戻ったのだ。
「パーティー組まないとな」
ジェーニィのその言葉で、まだ組んでいなかったことを思い出したミク達は、ルースをリーダーでパーティーを組む。
ルースしか【深淵なる森】に行ったことが無いため、ルースが自然とリーダーになる形だ。
なぜなら、パーティー全体で他のフィールドに移動する場合、移動出来る範囲がリーダーに依存するからである。
「じゃあ、行くよ? 」
ルースがそう言い終わってから、ミク、ミキ、ルース、ジェーニィの4人の身体が光に包まれ、【深淵なる森】に転送された。
転送されたミクの耳に入って来たのは、鳥達の鳴き声だった。
その声は心地良いというものではなく、耳を劈くようなレベルの大きさだ。
「っっ……」
ミクは、慌てて耳を塞ぐ。
その体制のまま周りを見てみると、ミキ達も同じような姿勢を取っていた。
「【アキシング】っ! 」
ミクは片方の手を耳から離し、大きさに顔を顰めながら、ウインドウを操作して自身の武器【ムーンアクス】を装備して、それを鳴き声が響く方に向かって投擲する。
バサバサバサバサ、と数羽の鳥が羽を広げ飛び去って行く音が、鳴き声の変わりに響いた。
「ふぅ……」
戻ってきたムーンアクスを手に取り、ミクは溜息をつく。
「うるさかったね……」
「うるさいってレベルじゃなかっただろ……」
「ジェーニィに賛成……」
うんざりしたように、ミキ達も声を作る。
「斧ってそんな使い方もあったんだな」
「うん。こうすれば中衛か後衛にもなれるよ? 届く距離はそんなに遠くないみたいだけどね……」
「へぇ。覚えとく」
ジェーニィは両手に短剣の【水刀風染】【風刀水染】を、ルースは弓の【地上弩】を、ミキは長剣の【レイピニス】を、それぞれ装備した。
「ジェーニィの武器恰好良い……」
ミクの口から、自然と声が漏れた。ミクだって男だ。斧よりかは、剣とかの方がより良いと思える。性能とかは別として。
「だろ? 」




