let's party #5
「で、どんな感じだった? 」
ジェーニィが、ルースに疑問をふっかけた。
「えっと……。チュートリアルはどこのダンジョンでも、出てくる敵のレベルは1から3だったでしょ? 」
「そうだったわね……」
ミキも思い出したように、相槌を打つ。
「ボスは5だったね」
「うん。しかしそのレベルが低いってのは、チュートリアルだけみたい。途中に出てくる敵も7から20と差があって、【深淵なる森】は、植物系の敵が多いの」
「てっことは、状態異常の対策をしなくちゃならんと言うことか? 」
ジェーニィはウインドウを開き、アイテム欄をタッチして確認してみる。
「うん。麻痺と毒。最低これだけの対策は必要」
「このメンバーは誰も魔法覚えてないから、アイテムが必要だね」
「俺は持ってるぞ」
ジェーニィはそう言って、アイテム欄から、紫色の液体が入っている瓶と黄色の液体が入っている瓶を、皆に見えるようにオブジェクト化した。
「分かってると思うけど、紫が毒治し、黄が麻痺治しだな」
「僕も持ってるけど、ミキとミクは持ってる? 」
「私は持ってないよ」
「私も持ってない」
「なら、買いに行った方が良さそうだね」
ルースを先頭に、喫茶店【フェリーチェ】から出て、このフェリーチェから5つ左隣にある雑貨店に足を運んだ。
雑貨店や武具店などの一般店は、広場から広場に繋がる道の全てに、設置されている。
売っている物は大体一緒なのだが、数種類だけ違ったりする。なので、プレイヤーは全部の広場に印を付けることが必要となってくるのだ。
雑貨店の中に入っても、ルースが先導してくれる。
雑貨店で、店なのだが、店員と呼べるものはいない。
アイテムを買うと、勝手にシステム側で買った金額分をセルから引いてくれるから必要ないのだ。
「両方とも180セルだから結構買えると思うよ」
「うん。分かった」
「それなりに買った方が良いかもな。足りなくなったら大変だし、持っていて損は無いしな」
ミクはそれぞれを5個、ミキもミクと同じだけの数を買った。
「じゃ、そろそろ行く? 」
「うん」
「おう」
「だね」




