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Elysion Online  作者: 乾 碧
3章
49/60

Let's party #4


ミクはこのElysionをやってから、獣人(ビースト)という種族に会ったことがない。


ミクが会ったことがある種族は、人間(ヒューマン)、エルフ、それと猫獣人(ネーミヤ)だけだ。猫獣人(ネーミヤ)獣人(ビースト)と同じ種類ではあるが、はっきりと区別できる差があるのだ。


しかし、その差は目に見えるものではなく、能力値である。


「噂をすれば…………」


ミキが目を動かした先にミクも目をやる。


「ミキ、ルース。待ったか? 」

「待ってないよ。5分くらいしかね」

「僕は全然。さっき来たばっかりなの」


ミキとルースは、それぞれ待っていないということを示す。


「なら、良かった。ミキの隣にいるのが言ってた娘かい? 」

「うん。元は男の子だから、ルースとも一緒で話合うかも」

「そうか。よろしくな。えっと……」

「ミク。よろしくね」

「あぁ」


ミクはジェーニィと握手を交わす。



ミク達は珈琲やら何やらを頼んでから、これからについて話すことにした。何処にどんな目的で行くのかということを、決めなくてはならないからだ。やはり、闇雲というのは良くないのはこのゲームでも同じだ。目的がある方が、効率が良い。


リリース2日目ということもあり、武器を全然揃っていないし、ゲーム内通貨のセルだって溜まっていない。


「どうしよっか……? 」

「そうだな……。レベルも上げたいしな。ミキとルースとは一回パーティー組んでて、持ってる武器も知ってんだけど、ミクは? 」

「私? 私は(アックス)だよ」

(アックス)……。じゃ、前衛か。ミキは長剣でルースは(アロー)だから、前衛多いな」

「後ろに下がるのは僕だけだね。援護は任せてっ」

「おぅ、任せた。まぁ、一回やってみないことには、どうなるかは分からんな」

「それもそうだね」


ミクはうんうんと、頷く。


「簡単な場所を選んだ方が良さそうだね。【深淵なる森(ダークネス・ウッド)】でも良いと思うけど……、どうする? 」


ミキがそう提案した。


「昨日は行ってないからな……。誰かチュートリアルで行ってたりするか? 」

「僕行ってるよ。チュートリアルもそこだったし、その後にも1回ね」



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