表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Elysion Online  作者: 乾 碧
2章
26/60

嵐の前の静けさ #11


トモは、ハルに対して説明を始める。


「炎と水の属性があるってことは、その【フィーガル】の攻撃にも2つのタイプが存在するわけでしょ? 炎属性の攻撃がきた時はこっちの攻撃を併せて相殺出来るかもしれないけど、水属性の時はどうするの……? 」

「あぁ……。そうね……」

「1回、【フィーガル】についても調べてみて? 」

「うん。分かった」


ハルが調べ始めたのを確認してから、ハルの腕を離し、トモもウインドウを開いた。


……ハルばっかりに任せてばっかりじゃ、悪いよね……。


そう思ったトモは、開いたウインドウから昨日友達(フレンド)登録した杏奈(あんな)朱音あかねがログインしているかを、確認する。


2人の名前の横にはログインの文字があった。


友達(フレンド)として他のプレイヤーを登録しておけば、そのプレイヤーの名前をタッチすることによって、メッセージを送る事が可能なのである。


……2人はあの後やっていたのかなぁ……。


チュートリアルを終え、ログアウトする前の杏奈と朱音の口振りから、あの後もう一度ログインしているだろうと、トモは思う。


杏奈と朱音は一緒にいるだろうと思いながらも、2人に同じメッセージを送る。「アーロン川には来たことある? 」と。


「うーん…………。 」


ハルは唸りながら、ウインドウを閉じた。


「どうだった……? 」

「そんなに詳しい情報は無かったよ……」

「そう…………」


この公式の攻略サイトは、ゲームをしているプレイヤーの手で更新されるようになっている。

だから、まだ誰も行っていない場所、誰も倒していない(モンスター)等の情報は掲載されない。


「【フィーガル】くらいの情報なら載ってると思ってたんだけどね……」


ハルが悔しそうにうなだれる。


「倒している人はいるよね? 」

「そうだろうね。私も一回ここに来たことあるんだけど、その時滝の方から戻って来ていた人もいたし…………」

「まぁ……、書くのも大変そうだしね」

「そうだね。で、トモはさっき何してたの? 」

「知り合った友達にメッセージ送ってたんだよ」

「なるほど。行ってるかもしれないしね」

「うん。メッセージ帰ってくるまで、ちょっと待っててもらっても良い……? 」

「分かった。それくらいなら」

「ありがと」


トモとハルは、杏奈と朱音からメッセージが帰ってくるまで、アーロン川の側で座って待っていることにした。丁度良いように、花も咲き乱れていることだし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ