チュートリアル #6
【氷壁の守り】
これが今、トモが見つけた技能の名前だ。
技能発動条件は【氷光】シリーズの武器を2つ以上装備している。レベルが3以上。【氷光】シリーズの武器などを揃えることによって、レベルを上げて使えるようになる技だ。
技の発動者、そしてその戦闘しているフィールドにいる発動者のパーティメンバーもしくはギルドメンバー全体に効果が現れる。
敵の直接攻撃の威力を15%和らげる事ができ、炎属性の技の威力は30%減、雷属性なら10%減と若干効果は落ちる。
「麻痺を防ぐやつは無いけど・・・・・・、攻撃の威力を下げるのはあったよ」
「まぁ、それでもいいかも」
「仕方ないかもにゃぁ・・・・・・。そもそもまだチュートリアルなのにそんな技能は手に入らないという事だねぇ」
トモと朱音はがっくりと肩を落とした。
「あ、でも、トモのその【氷光のロッド】は氷属性と光属性なんだよね? で、【氷壁の守り】は氷属性の魔法。ということは、光属性の魔法も何か使えるようになってるかも〜」
「そうだね。杏奈ありがとう」
「ん」
「えと・・・・・・・・・・・・。あっ。これかも・・・・・・」
「【ホーリーガード】ってやつがそうね? 」
朱音がトモのウインドウを覗いてくる。
「うん」
「下位属性の状態異常を治すって書いてあるにゃ〜」
杏奈が反対側から見てくる。
「これがあれば大丈夫かもね」
「下位属性ってものがよく分からないけど大丈夫でしょう。麻痺だし」
「だね」
「そうだにゃぁ」
お互いの技能をもう一度確認して、大まかではあったが戦闘している時のイメージを描いたりもした。
「さぁ、行こうか」
「れっつご〜だにゃぁ」
「うん。行こう」
トモ達3人は【深淵なる森】の中心部に足を踏み入れた。
マップで見ていた通り、中心部はかなり広く場所は空いていた。丁度その場所でどうぞ戦闘でも、という具合いに。
「いないにゃ・・・・・・」
「本当だ・・・・・・」
辺りを見渡しては見るが、イルヴァーナが現れる気配が全くない。
しかし。
「いや、いる。上から来る・・・・・・っ!! 」
朱音がそれに気付き声をあげる。
「来るよっ! 下がって!! 」
トモと杏奈も上からこちらに向かってくるイルヴァーナを確認し、後ろにへと跳躍する。
ドンッ!!!!!!!!
イルヴァーナが地面に着地すると轟音が響き、
「グルァァァァァァァァァァ!!!! 」
耳をつんざくほどイルヴァーナの咆哮は大きいものだった。
「これが・・・・・・」
「「「イルヴァーナ」」」




