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陰謀
マイクはマシンガンを構える。それに対して私は武装を一切しなかった。
マシンガンを華麗に避けながら隙を探す。しかし中々隙は見つからない。気配を消した所で消える銃弾の前では無力ではないのかという不安が入り乱れる。
「これが欲しい。我が計画には」
計画とは何だろう。戦闘中なのに私は疑問を口にしてしまった。
「計画とは何でしょう」
「冥土の土産に教えてやろう。私の完璧な計画を。お前のテレポート能力のメカニズムを研究してアンドロイドにそのプログラムをインストールする。それで完璧な暗殺者を作成して世界征服をするのだ」
そんなくだらない理由で付け回されていたのか。この事実を知った私は怒りを爆発させる。
「世界征服計画だと。ふざけるな。そんなことで私を付け回せていたのか。これでお前を倒す決心がついた」




