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睡眠ガス
そのようなことを考えていた時ガスマスクを付けたテロリストが私たちを発見した。
「患者ではないな。医者でもなさそうだ。後四十五分の辛抱だ。それまで大人しく寝ておけ」
テロリストはボールを床に置いた。すると中からガスが噴射された。おそらく睡眠ガスの類だろう。
ここで眠れば人質籠城犯の濡れ衣を着せられるのではないか。眠気を堪えると何かが落ちるような音が聞こえた。後ろを振り返ると宮本さんが眠っている。
これはまずい。コンビニ強盗の時は宮本さんが強盗犯を撃退した。しかし今回の相手は銃器で武装したテロリスト十数名。味方である宮本さんは眠ってしまっている為即戦力にはならないだろう。
どうするのかを考える前に病室のドアを閉めた。これ以上ガスを吸い込めば眠ってしまうからである。




