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地方戦争 後編   作者: 山本正純
第三話
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新しい朝が来た

 翌日。私は目が覚めた。ここは宮本桜の自宅らしい。真夏なのでタオルケットが掛っている。隣で熊田が寝ていた。心臓は動いている。どうやら仮死状態から解放されてから睡眠したようだ。起こさない方がいいだろう。

 私は黒崎がいないことに気がついた。いいや。そもそも彼女もこの部屋で仮死状態から解放されるまで寝かされていたのだろうか。この部屋は大人三人が眠れるような広さだ。この状況で宮本さんはどうしたのだろう。私たちを同じ部屋に寝かせたのだろうか。

 分からない。すると私のおなかが鳴った。そういえば仮死状態になってから何も食べていない。ということで私はリビングに向かった。

 リビングで黒崎は朝食を作っている。宮本さんはテレビを観ていた。彼女がチャンネルを変えるとニュースをやっていた。

『七月十七日。木曜日。ニュースをお伝えします。神奈川県の廃墟となったショピングモールで女性の遺体が発見されました。警察の捜査で身元は家政婦の渋谷可憐さんであるということが判明しました。渋谷さんは一週間前に解決した神奈川県連続通り魔事件の第三の被害者でした。このことから神奈川県警は連続通り魔事件との関連性も考慮に入れて捜査をしているとのことです』

 そうか。仮死状態になっている間にこのような展開になっていたのか。不謹慎かもしれないが私はこの事件のニュースが流れることを楽しみにしていた。この事件が私たちの暮らす神奈川県で発生したからということだけではない。この事件には何か裏があると推理したくなるからだ。一番驚いたのはこの事件の犯人が出頭したことだ。三人も通り魔的に襲ったから出頭はないだろうと推理したが、それは覆された。まだこの事件は終わっていない。


実はこの世界は混沌とした世界の中でシリーズとパラレルワールド。

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