5話
なんかいろいろと血迷ったきがします・・・
大百足を倒してから翌日
突然八雲が「明日は模擬試合があります。いえーい!」
とか言い出した
俺は「先生・・・なんで前の日にそういう大事なコト言うの・・・」
すると八雲は
「ご~めん~忘れてたの(はぁと」
「そうか、人間誰だって忘れるよな。うん、しょうがないよな」
「あれ・・・はぁとに突っ込んでくれないの?こんなにも
私涼くんを愛しているのに・・・」
俺は八雲を無視して
「その模擬試合に決まったルールとかあるんですか?」
「あぁん・・・冷たい涼くんも素敵・・・」
八雲っていつの間にこんなキャラになったんだ・・・
でも、昨日の帰り道後ろから涼くんと結婚すれば安泰とか
言うのが聞こえた気がしたな・・・
おー怖い怖い、並べ句かかわるの控えようかな・・・
「涼くんはあとで私の実験室に必ず来るように。で、ルールだけど
簡単に言っちゃえば殺さなければなんでもだいじょうV」といって
この女ピースしてやがる
なんかかわいく見えた・・・俺毒されてきてるのかな・・・
これが・・・恋?
ありえないわーだったら和葉のほうが・・・って
似たもの姉妹だった!!
「先生!!愛してます。結婚しましょう」
とちょっとかっこつけて言ってみた
すると
「わかったわ、じゃぁ、これにサインして、もう涼くんの名前と
判子押すだけだから」
「え、え、え、え、え、え、こわ。なにこのホラー」
何で親の項目の所も書いてあるの・・・しかも、ちゃんと親父の字だし
まじ怖いわ・・・
「先生、あと50年たっても好きだったら結婚しよう」
「えぇー、わたしいまがいいーいまがいいー」
「やっぱこういうのはもっと雰囲気のある所で
もう一回言うことにするよ」
たぶんもう一生言わないと思うけど
「あとこの婚姻届貰っときますね。次僕が言うときに
指輪と一緒に渡すんで」といって俺炎の魔法で燃やした
すると先生は鞄からもう一枚取り出した
なんてことでしょう。まさか同じものがもう一枚存在するなんて
信じられません。
「なんでもう一枚持ってるんですか・・・?」
「え?予備(はぁと」
この人もしかしたら隠れヤンデレからも知れない、気をつけよう
「そのことはおいて置いておいて。もう。試合の説明してください」
と俺が言うとクラス全員からお前が振りまいた種だろ
と言わんばかりの視線がとても痛かった
「え?説明したじゃん?何言ってんのもぅ~しょうがないな涼くんは~」
俺はもう諦めたように「はぁ、わかりましたんで授業始めてください」
と渾身の諦め具合を込めて八雲に言った
すると八雲はブツクサといいながら授業を始めた
授業が終わり
八雲が此方を仲間にしてほしそうに見ている
おかしいな肉を与えてないのに
何故だ!
思い出してみるとHRの時に
あとで実験室に来るように言われてるんだった
いきたくねぇーいやな予感しかしねぇー
なんかこっちめっちゃくちゃ見てるよ
しょうがない、諦めて行くか・・・
「先生、行きますか。」
「ほらこれ持ってさっさと歩く!」
と八雲はいい俺に腕を組んで歩き出した
この状況いろいろ拙いんじゃね?
とか思いつつも胸が当たっててラッキーとか
思ってる俺もいた
童貞なんです。サーセン
「ねぇ、涼くん?」上目遣いでこっちを見てくる
「え、何、このかわいい生物」
しまった口に出てしまった
八雲は「えへへ~、涼くんが可愛いだって(キャハ」
となんか馬鹿ップルぽいコトをしながら
歩いていると
八雲の実験室に着いた
中に入るとコーヒーを入れてくれた
俺はそのコーヒーに口を付けた
「飲んだ?飲んだ?」
八雲がしつこく聞いてくる
「飲んだけどそれがどうした?」
「そっか。なんか体が熱くなってこない?」
はてやこれは、よくある媚薬でにゃんにゃんさせちゃう
とか奴じゃないのか
ちなみに俺に毒の類は効かない薬も効かない漢方なら効くけど
俺は常に気術で気を循環させているため毒素は全て排出される
でも、かわいそうだからのっていってあげるか
「せんせぃ・・・からだが・・・はぁ・・・
あついよ・・・はぁ・・はぁ・・」
「なにこれ・・・はぁ・・・はぁ・・・」
やべぇ・・・何これ恥ずかしい
乗るんじゃなかったと後悔する
八雲はくっくっくと変な笑いをしながら手錠を持って
近づいてくる
「これで拘束して涼くんと既成事実作って結婚だぁ!」
さすがに手錠付けられたりするのは趣味じゃないから
俺は手錠を奪って八雲を手錠で拘束する
八雲は「あれ?媚薬の効果は?あれ?あれ?」
などと困惑してる
「俺にそんなもん効くわけないだろ」
「なんで?さっき効いてたじゃん」
「あぁ、あれ演技ね?」
「でも、この状況本当にしたくなってくるな」
「教室でも言ったけど結婚してもいい、しかしだ、
この国は一夫多妻制だ、俺は確実にお前以外も娶るぞ?
それでもいいのか?」
そうこの国は魔法の才能が一定数超えていると
その才能を次にも受け継がせるために
複数の女性を娶らなくてはならない
多夫一妻制も存在する
緋炎家はなんか例外らしい
その辺はよくしらないが
興味もないやあんな家
「うん。いいよ涼くんがちゃんと愛してくれるなら」
八雲は決心した顔をしている
「わかった。これは契約だ。
左の薬指を出せ」
何をするんだろうと八雲は不思議そうに見ている
「我、汝を妻としこの体朽ちる時まで愛すを事を誓う
我が使役するシルフに誓う、そして汝にシルフの祝福を」
「なにこれ・・・体中に魔力が・・・すごい、そして私の横にいるの何?」
「それが契約に誓ったシルフだ。なんかあったときそいつが助けてくれる」
「しかし、上級精霊だからほいほい詠んだりするなよ」
八雲は元気「はーーい!」って言いやがった信用できねぇ
俺は一息つくためにコーヒーを口につけ
媚薬が入ってることを思い出し口に含んだまま
八雲の唇に俺の口を押し付けコーヒーを
流し込んだ
すると八雲の目がとろーんとしだし
「もう、なにするの・・・がまんできなよぉ・・・」
甘い声で俺を誘ってくる
そのまま俺は八雲に覆いかぶさった