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2話

頑張ろう

暇だしね


「御免下さいー」

俺はただいまとは絶対に言わないこの家が大嫌いだから


奥から「はいー」と声が聞こえた

たぶんお袋だろう

「どちら様で?って・・・涼?涼なの?会いたかったわ!!」と

抱擁してくる

別にお袋は嫌いではない

いつも俺をかばってくれた勘当される時だってそうだった

必死に止めてくれたけど糞親父には逆らえなかったみたいだ


「でも、なんで帰ってきたの?あなたこの家を追い出されたのに」

「糞親父と糞迅が仕事してないみたいだからここに配属されたんだよ・・・

俺だって出来ればこんな所来たくなかったわ」


「お父さんと迅を庇う訳ではないけれどあの人達はちゃんと

お仕事してるわよ?ただね・・・数が多すぎるのよ・・・」

「なんだ天才とか言われてる迅がいても処理しきれないのか、だらしない

どうせ、まだ自分が井の中の蛙だって事に気づいてないんだろ?」

「まぁ、あの人が厳しくも甘やかし過ぎて育てちゃったから・・・」


「話はこれくらいにしておいて糞親父いるか?」

「奥に居るわよ。居間で待ってなさい呼んでくるから」



そう言われ俺は居間に向かい親父が来るのを待った


親父は居間に来るなり俺を睨みつけ

「なぜ帰ってきた!誰が敷居を跨いでいいと言った!!さっさと帰れこの出来損ないが!」

と罵詈雑言を浴びせてきた

「まぁ、落ち着けよ糞親父。俺も来たくてきた訳じゃねぇーんだよ」

と来た経緯を親父に話すと

お前が?ありえないみたいな顔して

「お前の力を借りることはまずないだから帰れ」といい

居間から出て行った

そして俺も話が終わったと思い

こんな家からすぐにいなくなりたいので帰ろうとお袋に声をかけると

「夕飯食べていけばいいのに」などと言うが

あの親父と顔を合わせて飯を食うなど反吐が出そうなので

タッパーに詰めてもらい

以て変えることにした

10年ぶりのお袋の手料理に俺はちょっと嬉しくなった

マザコンじゃねーよ?ほらお袋の味ってなんかうめぇーじゃん?

最近レトルトかビニ弁だったからこう言うのが食いたかったんだよ!

作れるんだがめんどくさすぎるんだよ・・・片付けとかね


玄関でお袋に気が向いたらまた来ると伝えると同時にドアが空き

ヒネクレ性格の迅様が御帰宅なさった


「誰だこれ、と思ったらゴミで恥のお兄様ではありませんか(笑)」


やべぇー(笑)うぜぇー殺してーやっぱコイツ


「なんで此処にいるんですか?クズを見てるのは不快なのでさっさとドコかにいってください」

「あぁ、あと武術で僕のことを倒そうとしても無駄ですよ?昔と一緒にしないでくださいね」

「今の僕ならあなたみたいなゴミ左腕だけで倒せるはずですから」


とおれつえーぞみたいなこと言って部屋への向かっていった


俺は玄関から「あぁーいいこと教えてやるよ、俺お前とおなじ学校に通うことになってるから

明日からよろしくなー」と空気を読まない発言をしておいた



すると迅が「なんでお前みたいなやつがあの学校に入れるんだよ!」と

部屋から出てきて叫んだ




俺は無視して元実家から出て行った

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