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第91話

読者の皆様のお陰もあり、2/27

日間〈VRゲーム〉部門ランキング

連載中 46位

すべて 52位

獲得させて頂きました!ありがとうございます!

作品は完結まで書ききってますので、最後までお楽しみ頂ければ幸いです。

試合開始の合図と同時に、ヒロが踏み込んだ。

迷いはない。先に仕掛けなければ勝機は無いと、本能で理解している。


呂布は動かない。

ノーガードのまま、ヒロの攻撃を避けようともしない。


代わりに繰り出されるのは、当たれば一撃で消失を免れない、重く鈍い拳。

空気を叩き潰すような一振り。


ヒロはそれを紙一重で躱し、攻撃を重ねる。

側面、背後、低い位置――当たればいい。

とにかく当て続ける。


だが、呂布は倒れない。

怯みもしない。


ヒロは、ただひたすら「当たれば終わり」の攻撃を避け続けながら、自分の攻撃を叩き込む。

それでも呂布は前に立ち続ける。


準決勝の死闘で蓄積した疲労。

呼吸が重くなり、足取りが僅かに鈍る。


それでもヒロは攻撃の手を緩めなかった。


――次の瞬間。


呂布の一撃が振るわれる。


しまった……。


視界の端に滲んだ汗。

反射的に拭おうとした、その一瞬の隙。


ドンッ!


鈍い音と共に、呂布の拳がヒロのボディへ突き刺さった。


衝撃が全身を貫く。


「へへっ……もう少しだった……のに……」


その言葉を最後に、ヒロの身体はゆっくりと――消失した。


『勝者――

個人戦優勝者ァ!!

最強の名を掴み取ったのはァ!!

呂布奉先――!!』


会場が爆発したかのような歓声と興奮に包まれる。


呂布はそれを一瞥もせず、当たり前だと言わんばかりの顔でリングを後にする。

その背中が、圧倒的な強さを物語っていた。


歓声は鳴り止まない。

観客の興奮は冷めることを知らない。


『なお、明日は複数戦が行われます!

引き続き、クロノス・レガリア

1st Anniversary Grand Tournamentをお楽しみください!』


こうして、個人戦は幕を閉じた。

《最終兵器》の称号は、覇王の手に渡ったのだった。


……そして次なる戦いが、静かに牙を研いでいる。

ここまでお読み下さり本当にありがとうございます!


更新日時は毎日致します。

平日:7時頃、12時頃、20時頃の1日3話

土、日、祝:12時頃、16時頃、20時頃の1日3話

で行います。


少しでも

面白かった。続きを読んでみたい。頑張って。と思われた方、よろしければブックマークもお願いします!

感想などもお待ちしております。

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