表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

45/150

第44話

次の日、ラビィはログインすると、肩口に小さな存在を連れたまま仲間たちの待つ場所へと向かった。

孔明、ジャンヌ、コロンブス、ヴラドが揃っているのを確認し、ラビィはにやりと笑う。


「じゃーん!」


その瞬間、ラビィのそばで小さな影がふわりと動く。

反射的にコロンブスが目を見開き、剣の柄に手をかけた。


「おいっ、魔物!?」


「ちょっと待ったーー!」

ラビィが即座に声を張り上げる。


「その子は魔物じゃないから!斬らないで!」


コロンブスは半信半疑のまま剣を下ろし、孔明は興味深そうに目を細め、ジャンヌは一歩近づいて覗き込む。

ラビィは深呼吸してから、これまでの経緯と限定メンバーデータの説明を簡潔に話した。


「……というわけで、正式に紹介します。この子の名前はドラキュ」


名前を呼ばれた小さな竜の子は、仲間たちを順番に見回し、


「キュッ!」


と、短く鳴いた。


「まぁ……!」

ジャンヌの瞳が一瞬で輝く。

「なんて愛らしい……!」


ヴラドは腕を組み、しげしげとドラキュを見つめた後、満足そうに頷く。

「ふむ。その名……よい響きだ。おぉ、我が息子よ」


「そんな訳あるか!」

即座にコロンブスが突っ込み、場の空気が一気に緩む。


ラビィも思わず笑い、孔明は小さく肩をすくめた。

ひとしきり和やかな空気になったところで、ラビィは限定メンバーの仕様や、サブメンバー補充の件がまだ解決していないことを伝える。


「まぁ、そう簡単にはいかないか」

「仕方ありませんね」

仲間たちは誰も責めることなく受け入れた。


その時、ラビィの端末が軽く震える。

表示された差出人はアースだった。


「あっ、アースくん」


メールを開くと、案の定といった内容が並んでいる。

《限定メンバー、育成系相棒でした……トホホです》

そんな文章と一緒に、画像が添付されていた。


映し出されたのは、ドラキュとはまったく違う姿。

小さな炎をまとった、鳥のような存在だった。


「火の鳥……?なるほど、みんなが竜の子じゃないんだね」


限定メンバーデータは皆同じではない。

そう理解した瞬間、ラビィは無意識にドラキュを抱き寄せていた。


「うん、やっぱり君で良かった」


ドラキュは少し驚いたように身を固くし、それから


「キューッ!」


小さく、嬉しそうに鳴いた。


「これからも、よろしくね」


ラビィの言葉に応えるように、ドラキュは翼をぱたぱたと揺らす。

新しい仲間との日々が、静かに、しかし確かに始まろうとしていた。

ここまでお読み下さり本当にありがとうございます!


更新日時は毎日致します。

平日:7時頃、12時頃、20時頃の1日3話

土、日、祝:12時頃、16時頃、20時頃の1日3話

で行います。


少しでも

面白かった。続きを読んでみたい。頑張って。と思われた方、よろしければブックマークもお願いします!

感想などもお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ