表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/20

第13話

ルナ=アルカディアへ帰還したラビィは、部屋に入るなり端末を起動した。

抽出を終えたばかりのデータが、まだ仮登録のまま表示されている。


「……コロンブス、っと」


指先で確定操作を行うと、画面が一瞬だけ淡く光り、正式登録完了の表示が浮かび上がった。

すぐにパーティーメンバー一覧が更新され、四つの名前が並ぶ。


諸葛亮孔明。

ジャンヌ・ダルク。

服部半蔵。

そして、クリストファ・コロンブス。


「揃った...」


小さく、けれど確かな声でラビィは呟いた。


続いてパラメーター画面を開く。

コロンブスの数値は、やはりというべきか、どれも平均値を上回っていた。

腕力、耐久、俊敏。

知識、愛情、悟性。

そして交渉。


やはりと言うか、交渉の数値だけは、他の三人と並べてもひと目で分かるほど高く設定されている。


「うん……これは、納得」


世界を渡り歩き、人と人、国と国の間を行き来してきた男だ。

戦闘だけでなく、これから始まるゲーム内のあらゆる局面で力になってくれるだろう。

ラビィは満足そうに画面を閉じた。


これで、四人。

ルール上、これ以上の準備は必要ない。


「いよいよだね。」


ログインボタンに視線を落とし、指を伸ばしかけたが、その動きは途中で止まった。


部屋の時計を見ると、すでに夜も深い時間だ。

明日からは連休。

時間は、たっぷりある。


「焦らなくても、逃げないし...明日から始めよっかな。」


自分に言い聞かせるように笑って、ラビィは端末をスリープ状態にしベッドに潜り込んだ。


天井を見上げラビィは思う。


明日から始まる、《クロノス・レガリア》の旅。

過去と未来、現実とゲームが交差する世界。

そこで、自分は何を見るのか。

誰と、どんな時間を過ごすのか。


胸の奥が、ふわりと弾む。

その高鳴りを大事に抱えたまま、ラビィはゆっくりと目を閉じた。


風は、すでに動き始めている。

ここまでお読み下さり本当にありがとうございます!


更新日時は毎日致します。

平日:7時頃、12時頃、20時頃の1日3話

土、日、祝:12時頃、16時頃、20時頃の1日3話

で行います。


少しでも

面白かった。続きを読んでみたい。頑張って。と思われた方、よろしければブックマークもお願いします!

感想などもお待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ