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第105話

「準決勝第二試合――!」


実況者の声が、熱を帯びて会場に響く。


「ラビィパーティ!!」


昨日、複数戦を制し《デュアル・クラッシュ》の称号を獲得した英雄の名に、観客席が一斉に湧く。

ラビィを先頭に、ジャンヌ、コロンブス、ヴラド、リーが堂々とリングへ上がる。


続いて、実況者が声を張り上げる。


「俺つよパーティ!!」


現れた俺つよは、すでに聖女からの加護を受け、英雄モードへと変貌を遂げていた。

先程までのオドオドした雰囲気は影を潜め、堂々とした佇まい。

背後には騎士と白馬、聖女、魔法使いが控える。


「最初から全開だね」


ラビィが微笑みかけると、俺つよは少し照れたように頷いた。


「それでは……準決勝第二試合、試合開始!!」


開幕と同時に、魔法使いが詠唱を終える。

巨大な火球が唸りを上げ、ラビィへと飛来する。


「させません!」


ジャンヌが一歩踏み出し、剣で火球を真っ二つに切り裂く。

炸裂する炎の向こうから、騎士が一気に踏み込み剣を振るった。


キィン!


ジャンヌは返す刃で騎士の剣を跳ね上げる。

初撃は防いだ――そう思った一瞬。


「行きますっ!!」


後方から、俺つよが突進してきた。


ヴラドとコロンブスが即座に割って入り、二人がかりで重たい一撃を受け止める。

その横から、リーの鋭い蹴りが俺つよを捉えた。


だが――


俺つよは即座にガードし、その勢いを殺すと、騎士に背中を支えられ着地する。


一瞬も無駄のない連携。

開幕からの激戦に、会場は大歓声に包まれる。


「お返しだ!ホォー……」


リーが一気に距離を詰め、騎士と俺つよへ突進する。


「アタァーッ!!」


強烈な拳。

剣の腹で受け止めたにも関わらず、騎士は大きく後退させられる。


そこへ――


「バシュン!」


ラビィが翔ける。

一閃が、騎士の乗る白馬を捉え、白馬は光に包まれ消失した。


「さすが……強いですね……」


俺つよが静かに呟く。


「聖女マリア、さらに加護を」


「マスターこれ以上は……身体への負担が……」


拒む聖女。

だが、真剣な眼差しで見つめる俺つよに、ため息混じりに頷いた。


「はぁ……分かりました」


新たな光が、俺つよを包み込む。


「マスターは言い出したら聞かないからなぁ……」


魔法使いと聖女マリアが目を合わせヤレヤレと苦笑いで首を振る。


リング上では、両パーティが一歩も譲らぬ激しい攻防を続けていた。

白熱する準決勝第二試合――その戦いは、確実に終幕へと近づいていく。

ここまでお読み下さり本当にありがとうございます!


更新日時は毎日致します。

平日:7時頃、12時頃、20時頃の1日3話

土、日、祝:12時頃、16時頃、20時頃の1日3話

で行います。


少しでも

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