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さぁ、始めるわよ!この国を‥‥ 後編


 もう1人は地下牢で騒いでいた


「私は貴族よ!平民が入る牢に入れるなんて!公爵夫人になる私をこんなところに〜!」

 地下牢はジメジメして寒く匂いも酷い劣悪な環境の中、何時間も叫んでいた。だが誰も来ない。

 

 「せっかく婚約破棄させることができたのに何で上手くいかないのよ!ゲイツ様は殿下の側近だから大丈夫だと思ったのに‥

私は殿下の側近なんだ!ってドヤ顔でいってたから信じちゃったわよ!よく考えればゲイツ様は殿下の側近なんて務まらないわね頭が弱いから。はぁ、私も詰めが甘かったわね。

 もしかしたらアリスと殿下が組んで私達を落とし入れたんだわ!きっとそうよ!絶対にアリス許さないんだから!闇ギルドに頼んでアリスを殺してもらいましょ!フッフッフ、こうしちゃいられないわ!牢から早くでなきゃ。まずは牢の衛兵に媚びを売って‥‥」


カツーン、カツーン、カツーン


「足音だわ!衛兵さん早くこっちにきて私の体自由にしていいから‥‥‥な、何であなたがここに‥‥」

 

「ごきげんよう、私の手の平で踊ってたクズなイリアちゃん!あなたを殺しにきたのよ!」 

 大鎌を召喚してイリアの首を切り落とした。


「ちょっ‥‥」ボトン!


「ふふっ!いい顔ね!我慢したかいがあったわ。次は誰にしようかしら!あなたの次ならあいつしかいないわね」



ーーーーーーーーーーーー

「ちくしょう!誰もこないじゃないか!?父さんならすぐに俺様を助けてくれるはずなのに!クソッ、‥‥お!誰かきたぞ!」

 

カツーン、カツーン、カツーン

 ガチャ!牢を誰かが開けた。

「ふふふ!贅沢な牢だこと。地下牢とは大違いね」


「アリスなのか?何だよその格好は?全身黒いドレスをきて‥‥その手に持ってるのは何だ!?」


「これはあなたのお土産よ!はい、どうぞ」

 ゴロンゴロンゴロン!ゲイツの前まで転がって止まった。ちょうどイリアの顔がゲイツを見つめるような感じになり‥‥


「ぎぃやぁあーーーー!!」

絶望に染まったイリアの顔を直視してしまい叫んでしまった。


「どう?その表情最高でしょ!ふふふ、私のお気に入りよ。どう、あなたも気に入ったでしょ!次はあなたがこうなるのよ、私の手で。はぁ、あなたに婚約破棄されるまで長かったわ」

 カツーン、カツーンと一歩一歩ゲイツにゆっくり近づいた。


「ヒィ!こっちにくるな!父さん助けてくれ〜〜〜〜〜!!」

 「はい、あなたのお父様よ」

マジックバックから公爵の頭を取り出しゲイツに投げた。ゴロンゴロン!

「いゃや〜〜〜〜〜〜!」

「フッフッフ!最高、最高、最高よあなた!はぁ、5年も待ったかいがあったわ‥あなたに婚約破棄されるまで私はねこの世界に制限かけられてたの。でもあなたが婚約破棄してくれたからやっと制限がとけたわ」


「なな、なに変な事言ってるんだ!」


「そうよね変な話よねあなた達にとっては!私の使命は悪を裁くために異世界からきた勇者なの!なかなかあなた婚約破棄してくれないからイリアちゃんを使ったのよ!」


「バカな!お前がイリアをそそのかしたのか!?俺様も殺すつもりか?」


「もちろん!だってあなたからは悪の匂いがプンプンするもの!あなただって殺してきたでしょ、自分の気に食わない相手を遊び感覚でいっぱい‥‥はぁ、貴族、王族はなんでクズで悪ばっかなのかしらね。どの世界もいっしょね。さてと最後の仕事をさっさとしますね!じゃあね元婚約者様、私も真実の愛の相手を探さなきゃいけないから」


「や、や、やめろ!やめてくれ〜もう心を入れ‥‥」ボトン‥


 大鎌を召喚して最後の悪を裁いた。


「こんな悪に染まってるのに心入れ替えるわけないでしょ。でもあなたの顔も素敵じゃない!フッフッフ」

「面白かったらブックマーク、下の評価よろしくお願いしますm(_ _)m」

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