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おまけその5

神様ごめんなさい!久しぶりすぎて。


『そう?僕的には数分前の感覚なんだけどね!まぁ、そんなこと別にいいや。キミから切羽詰まった声が聞こえたから手助けしようとしたんだ』


じゃあ!レベル99の壁越えられるんですか?


『うん、できるよ』


どうすればいいんですか?


『それはね、魔王級の魔物を10体倒すことだね!あとは‥‥』

神様の言葉を聞き終わる前にアリスはネオに対して殺気を放った。


「へ〜、そうなんだ!まず一体」


「な、なんだよ!アリス!急にワシに殺気を放って。‥‥っ!おい!なぜ、ワシに魔法を放ったんだ!や、や、やめろ〜〜〜燃える〜!」


アリスはネオに対してファイヤボールを数十発放ったが全て避けられた。さすが元魔王のネオだ。


「チッ、やっぱ避けるか。さすが兄さんから生き残ったネオね!しょうがないネオは諦めようかしら。はぁ〜、魔王10体まとめてどこかに落ちてないかな」


「アリス〜〜〜!ワシを本気で殺そうとしただろ〜!じゃが、あの化け物の攻撃とは天と地の差があるから余裕で避けられるがの!ふん!」


ネオは鼻息を吐き胸をはった。アリス程度の攻撃なんて余裕だと。

ネオは二年間カインの度重なるしごきに耐え防御力、回避能力が高くなった。


『キミ!恐ろしいね!黒竜くんはキミの相棒だろ。僕の話最後まで聞いてよ』


「なんじゃ!急に神様の声が聞こえてきたぞ!」

黒小竜のネオが驚いている。


『黒竜くんがかわいそうになってきたからキミにも限界突破の仕方教えるね!黒竜くんの能力もカンストしてるもんね。そうすればあの子に勝てるかもよ』


「あの子とは?‥‥もしや化け物のことか!たしかにワシは能力がカンストして成長が止まってしまっからの。もし限界突破できればワシがあの化け物に勝てるのか!?‥‥クックック‥‥やっとあいつに仕返しができるぞ!首を洗って待っておれ!化け物め!今までの恨み晴らしてくれようではないか!ハッハッハッ」


『あ、ごめん黒竜くん、今の神ジョークだから!本気にしないでね』


ネオには聞こえていなかった。ネオの頭の中でカインを倒し、カインがネオに対して土下座して今までのしごきの謝罪をしている姿を想像しているのだ。


「神様!ネオは放っておいていいから最後の教えてよ!」


『‥‥黒竜くんが心配になってきたんだけど‥‥まぁ、幸せそうだからいいか!で、話の続きなんだけど、魔神1体倒せば一段階目の限界突破するよ!ちょうど魔神が誕生するから倒してきてよ』


「魔神って‥‥世界を滅ぼす恐ろしい存在でしょ!早く兄さんに知らせないと!また倒してもらいましょうよ!

あんな存在兄さんじゃないと無理です!」


魔神を間近で体験したけど、あれは神の域に達している化け物だ!


『大丈夫だよ!誕生したては弱いから。明日誕生するからよろしくね!』


神様は軽くお願いした。下手したら世界が滅びるかもしれないのに‥‥‥それはないか、カインがいる限り。


「もっと詳しく教えてくださいよ!どうして魔神が誕生したのか?どの場所にいるのか?」


「そうだ!そうだ!」

ネオはアリス合いの手を入れた。

いつのまにかネオが正気に戻っていた。魔神と聞いて危機を感じたのだろう。


『そんなに重要!しょうがない、教えてあげるね。まず国の名はギザール王国、3年前に滅んだ国なんだ。6年前に魔王が新たに出現したんだよ!あ、この村を襲った魔王とは関係ない別の魔王だからね。で、その魔王が幾つかの国を滅ぼしたんだ』


「ちょ、ちょっと?魔王に国滅ぼされたの!え?村でそんな話聞いたことないよ!兄さんに倒してもらわなくてよかったの?」


『あの子は自分の大切な者以外守らないからね。世界中の人間が魔物に食べられてもあの子は助けないよ。それを条件であの子を転生させたからね。あの子も色んなことあったから大切な者以外は絶対に守らない。もう勇者じゃないしね!この村は閉鎖的だから情報が入らなかったんだろうね。もしこの村に攻めて来ても余裕で返り討ちできるし』


「たしかに返り討ちできるね‥‥だけど兄さんが国が滅ぼされたのを知っていて助けにいかないなんて‥‥っ」

アリスは俯いてしまった。

『もしかして幻滅しちゃった!いつもキミ達に見せているあの子は優しい子だからね』

神様はカインの秘密を話しアリスがショックを受けてると思い、少し罪悪感を覚えたが‥‥アリスの様子が少し変だ!

「‥‥っへへへ‥‥さすが私の兄さんだわ!有象無象なんかより大切な者だけ守るなんて素敵ね!早く兄さんに会いたいわ♡」


『‥‥気にしてないでなによりだよ』


アリスはまったく気にしていなかった、どんな兄さんでも受け入れるのだから。

読んで下さりありがとうございます。

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