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おまけその2

「にいに、にゃにちてるの?」

トテトテ歩いて兄さんの所へ向かった。


「うん?アリスのためにホットケーキ作ってるんだよ」

私は3歳になり母親譲りの赤髪でかわいらしい子になった。見た目は天使のようだが中身は前世と変わってない。兄さんにはバレないように隠しているのだ。だからかわいい妹を演じている。


「にぃにのおやちゅ、だいちゅき!」

「グフゥ‥」

カインは胸の苦しみで膝をついてしまった。カインは妹のあざといかわいい攻撃を食らってしまったのだ。



「カインまたバカな事してないで!」


「母さん!アリスがにぃに大好きっていったんだよ!


「何いってるの?おやつが大好きっていってたじゃない」


ママが呆れている。私が産まれてからずっと兄さんは私を溺愛しているのだ。

 

「にいに、いたいいたいの?いたいのいたいのとんぢぇけー!」


「‥‥‥‥‥バタン」

‥兄さんは私のかわいらしさに倒れてしまった‥ふふふ、効いてるわ私のかわいい攻撃!


「にいに!?にいにがちんじゃった!」


「大丈夫だよアリス。いつものカインの病気だ。アリスが少し離れれば復活するよ。さあ、パパのところにおいで!抱っこしてあげよう」


「いやーぱぱ、おひげいたいからいやー」


「グフゥ‥‥」

パパも膝をついてしまった。私に拒絶され心にダメージをうけてしまったんだろう。パパはいつも髭ジョリジョリしてくるから嫌なのだ!


「もう、あなたまだ髭剃ってなかったの?そこでショックうけてないで邪魔だから」


「アリス!ママが抱っこしてあげるからおいで」


トテトテ歩いてママに抱きついた


「ままだいちゅき!」


ママはきっと私の前世と素を知ってると思う。でも何も言わずに可愛がって育ててくれるママの事が大好きなのだ。





これが私の幸せな家族の日常!


◆◆◆

さらに3年の月日が流れた‥


「じいじ!今日も魔法おしえて!」

私は村長から魔法を習っている。何でも知ってる村長にダメ元でお願いしたら私に魔法を教えてくれた。本当は兄さんに教わりたいけど‥兄さんは教えるのが下手くそすぎて駄目だった。


バタン!アリスが元気よく村長の家の扉を開けた。


「ホホホ、アリスちゃん今日も元気がいいのぅ!婆さん、ちょっくら行ってくるでな 」


「はいはい、もう歳なんだが無理するんじゃないよ」


村長の奥さんに見送られながら魔法の練習場に向かった。練習場といっても立派なものではなく、ただの草原の広場だ。


「ねぇ、もう使い魔召喚できるかな!じいじ」


「ホホホ、そうじゃの!もう魔力も上がったし、出来ると思うのじゃ!何が使い魔になるか楽しみじゃのぅ」


私は5歳から村長に色んな魔法を教わり魔力を上げてきた。そう!この日の為に!


「では見本にじいじの使い魔を召喚するから見とるのじゃぞ!

《我が呼びに答え我が前に姿を現せ召喚獣よ、我が意志に従いて現れよ》 」


ポン!


魔法陣が浮かび上がりのフクロウの魔物が現れた!

「ホーホー!」バサバサ!

村長の肩に止まり村長に頬擦りをしている。


「どうじゃ!じいじの使い魔のロビーじゃ!かわいいじゃろ?」


「すご〜い!かわいい!じゃあ今度は私がやるね!」

さっそく召喚魔法をしようとしたら‥‥

「アリス今日は何の魔法教わってるの?」

兄さんが練習場までやってきた。いつもはグータラするかお昼寝してるのに珍しい。ふふふ、私がネオを召喚したらビックリするかな!?


「今からね、使い魔召喚するんだ!何が出るか楽しみにしててね!」


「ホホホ、カイン君も使い魔召喚やってみるかい?」


「俺はいいですよ村長!俺が使い魔召喚したらすごいの出そうなんで」


たしかに兄さんが使い魔召喚したら厄災急の魔物出そうだもんね‥


「ホホホ!確かにカイン君ならありえるの。アリスちゃんならフェアリーが使い魔になるかもしれんよ!かわいいアリスちゃんにピッタリじゃ」


村長は私がフェアリーが使い魔になると思ってるけど残念!黒竜が出るのにふふふ!


「‥‥‥‥‥」

兄さんは無言で何かを待ち構えてるみたいだった。


「じゃあやるね!

《我が呼びに答え我が前に姿を現せ召喚獣よ、我が意志に従いて現れよ》」

魔法陣が空に浮かび上がりそこから禍々し巨大な黒竜が落ちてきた。

「ズドーーン!」

地響きを立てた!

「ひぇ〜!暗黒竜デスザールじゃ!死んでなかったのかー!」

村長は腰を抜かし気絶した。ネオの威圧にやられたのだろう。

ネオは以前と同じ姿だが魔力量が上がり威圧感も増していた。転生前の約束通り強くなったのだろう。アリスはやっと相棒に再会し涙が溢れ落ちていた。



「ア、アリス〜〜〜〜〜!」

ネオもアリスとの再会に涙を流しながらドシドシ近づいて来た。

「ネオ〜〜〜〜〜!!」

歓喜わっまって叫んでしまった。そしてネオに飛び掛かろうとしたら‥‥


「アリス。俺の後ろに下がっていろ、あいつは魔王だ」

いつものだらしない兄さんじゃなかった。そこには魔王を倒す勇者の顔になっていた‥‥

兄さんが魔力を溜めた瞬間私の前から消えてしまった‥‥ え! その後叫び声が聞こえた‥


「ひぃぇえ〜〜〜!死ぬぅ〜〜〜〜!!」


兄さんの拳がネオの眼前まで迫っていた‥‥


「ネオ〜〜〜〜〜〜〜!!」






ネオの運命はいかに













名前 アリス

称号 元神の使徒 村人6歳

レベル 10/99

攻撃 09/99

防御 08/99

体力 19/99

魔力 33/99


属性 

   火2/5

   風2/5

   雷1/5

   光3/5

   闇❔


スキル 


火魔法(下級)

風魔法(下級)

雷魔法(下級)

光魔法(下級) 

闇魔法?

従魔召喚

 

EXスキル

 神気(少量)

神気解放すると能力が全て上がる

読んで下さりありがとうございます。

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