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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

書きなぐっただけの文章未遂の何か

作者: めその人

僕は自分が嫌いだ。

生まれつき病弱だった僕は高校に入るまでにも幾度となく入院と退院を繰り返していた。

両親は僕を愛してくれているのはわかっていた。

でも、最近は僕が原因でギスギスし始めていることも知っていた。

自殺を考えたこともあった。

でも僕はそれでも生きていたいと願ってしまった。

僕は自分が嫌いだ。

こうやって考ええることばかりで何もできない自分が。



そんなもやもやした感情をくすぶらせながら高校に入って最初の夏休みにそれは始まった。

僕の物語。




夏休み初日

最近は調子が良く、高校に入ってからは入院するほどの体調の悪化もなかった。

クーラーのきいた部屋の中で、夏休みの課題を済ませるために黙々と机に向かっていた時だった。

突然、ひどいめまいと体の節々からの痛みが僕を襲った。

僕はもう、死んでしまうのだろうか・・・?

そんな考えがふとよぎり

そして僕は意識を失った。



後できいた話だが、様子を見に来た母が部屋の床で倒れている僕を発見したらしい。



眼を覚ました僕を待っていたのは真っ白な見慣れた天井だった。

あぁ、僕はまだ生きていられたんだ・・・

ぎしぎしと痛む体に強制的に生を実感させられる。

お医者様の話を聞くと僕の体の不調の原因は不明らしい。

ただ、体全身が何かに変わるかの用に変質を始めているのだという。

僕はいったい何になってしまうのだろう。

父と母をまた悲しませてしまうのだろうか。

説明を聞き終えた後の事はあまり覚えていない。

気づけばまた意識を失っていたようだ。



あれから1週間がたった。もうすぐ7月も終わりを迎えようとしている。

僕の体は少しずつ僕ではない何かになっていっているようだ。

もともと高くなかった身長が縮み、それに伴うかのように体重も減った。

体中から来る痛みは最近慣れたのか治まったのか、あまり感じなくなってきた。

今は下腹部がずくずくと痛む。

父と母は毎日交代で様子を見に来てくれている。

心配させたくないが痛みでただでさえあまりない体力ががりがりと削られあまり長く起きている事ができなくなっていた。


さらに1週間たった。8月に入り夏真っ盛りを迎え外では暑い日が続いているようだ。

僕の体はあれからさらに変化してしまった。

男にあるはずの物がなくなってしまった。

担当してくれている医師が言うには今の僕の体は立派な女性のそれだという。

声も子供のころに戻ったかのように。

いや、それよりも高くなった気がする。

だけど、体の調子は不思議なほど良かった。


それからしばらくはとても大変だった。

医師からこの不思議な現象を研究するために協力をしてほしいという事。

男性が自然に女性になる現象というのはやはり珍しい事らしく、いろいろと検査をされたりした。

昔から検査はなれていたがまるでモルモットにでもなった気分だった。

法的にも前例が無い事で落ち着くまでは学校も行くことが出来ないだろうという事だったので、通信制の高校へ編入という措置がとられた。


父と母は生きていてくれた、それだけでうれしいと涙をながした。

それから家族でこれからどうするかを話した。

ここ数年、ギクシャクとしてしまっていた父と母だが真剣にこれからのことを考えてくれていた。

どうやら、僕には研究に協力するにあたって国からの支援がある程度されるらしいということ。

研究のためかなりの頻度での検査をしなければならないらしい。

ただこれは、僕のためでもある。

僕の体に起こった現象でどんな事が起きるか、もし異常などが出たときに対処がしやすくするためでもあった。






つづかない

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― 新着の感想 ―
[一言] 普通に考えると非現実的、なのに少し現実的な感じがいい小説だと思ったんですが続かないんですか…
2017/07/31 10:02 退会済み
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