緑の書&銀の書・参考記述
7月です。文月です。
今年もこの時期がやって来ました。7月は自分にとって誕生月なので、大切にしています。
物語はある意味一区切り付きましたが、これから先少々話を大きく動かして行こうと思いますので、これからも読んでいただけると嬉しいです。
【これまでのあらすじ】
《第3章ー研究者と妖精の書ー》
【第33部「どうやって施設へ侵入しようとするか」~第42部「魔王軍とはどのような存在であろうか」】
〇ツバイト村へと辿り着いたジェラルド達一行は、インヴィディアが囚われているとされる古代文献研究施設へと辿り着いた。
〇入り口のフェフ隊を排除し、施設内へと入って行った。
〇そこで施設内を極寒の空間にした《氷姫》と遭遇する。
〇《埃神官》と戦い合い、インヴィディアを救出する事に成功した。
〇ジェラルドはインヴィディアを仲間に加え、王都に向かう事にしたのであった。
《第4章ー王都と《蒼炎》の銀の書ー》
【第43部「王都にどうやって乗り込めばいいのか」~第58部「犯罪者はなにを企てているのか」】
〇ジェラルド、アケディア、ラース、インヴィディアの4人は王城へと行って、マルティナ姫を助けるために《蒼炎》を倒しに向かった。
〇そこでジェラルドはインヴィディアの力が回復能力である事を知り、妖精の羽を受け取る。
〇そして翌日、国を救うために4人は行動したのであった。
〇アケディアはラースと共に王城の中へと侵入するが、ドン・ジュールの隔離結界に閉じ込められてしまう。
〇彼女をコピーしたドン・ジュールに精神的に弱いアケディアは追い詰められるも、アケディアは力を解放してドン・ジュールを倒した。
〇ラースとインヴィディアの2人は王城の前にて、囮役として任務を行っていた。
〇そんな2人の前にケルヴィンと呼ばれるピエロの格好をした女が現れ、2人の邪魔をする。
〇ラースが《近弓武芸》と呼ばれる独自の武芸によって、ケルヴィンを倒したのであった。
〇《蒼炎》を探していたジェラルド・カレッジは、《蒼炎》と化け物の姿となったルルゲイルの2人と出会う。
〇ルルゲイルを駆使して闘う《蒼炎》に対し、様々な魔物の部品を使って追い詰める。
〇《蒼炎》はルルゲイルの身体を奪い取り、新たな化け物としてジェラルドに襲い掛かる。
〇しかしジェラルドは魔物の部品を使って、《蒼炎》を倒す。
〇《蒼炎》は最終手段として、マルティナ姫の力で自分もろとも滅ぼそうとする。
〇しかし《蒼炎》はマルティナ姫の力によってそのまま消されてしまうのであった。
次回。
《第5章ー砂漠と極寒城の青の書》
【キャラクター】
〇《氷姫》
……古代文献研究施設に居た、極寒の寒さを起こしていた女性。《埃神官》と関わりを持つ。
透き通るような銀色の髪に、宝石のように人を惹きつめる魅力を持つ藍色の瞳。形の良い顎はシャープに尖って整っており、小さめの唇は彼女の顔をより小さく見せて可愛さを増しており、青いドレスが彼女の冷淡さをさらに彩っていた。雪のような印象を相手へと与える。
アンティークなど古くからの物に強い興味を示しており、全てを凍らせる事が得意。
〇ドン・ジュール
……擬態魔物のユニークモンスターであり、《蒼炎》からアスネビサルと呼ばれる毒に満たされた空間を渡されている。
他の有機体に変身する『完全なる投影』と呼ばれる能力を持っており、アスネビサルから出るためにアケディアを空間へと連れ込んで決闘を行う。だけれども、敗北し、アスネビサルはアケディアへと所有権が移った。
〇ケルヴィン
……《蒼炎》の手下のうちの1人であり、《蒼炎》によって感情を操作して彼女の都合の良いような性格と感情に改造されている。
顔は白い肌地に、目元と頬に赤いメイクが施されたピエロを思わせる彼女は刃渡りが欠けた剣を両手に備えている。全身は原色のみを使った派手なデザインの洋服であり、身体全身で陽気さを表したような格好をしている。
カードを使い、騎士を呼び出して戦う。また痛みを快感になるように操作されており、攻撃や刺激を受けると逆に回復すると言う厄介な性質の持ち主。
〇蒼い炎の神
……ユーリ・フェンリーや《蒼炎》などに願いに対応した能力を与える神。《蒼炎》曰く、生物や無機物でもその願いを叶えるらしいが、詳細は不明。
【キーワード・伏線】
〇ユーリ・フェンリー
……蒼い炎の神から「あらゆる本を読む事が出来る」と言う能力を得ており、読むと災いを運ぶとされる禁書の力を引き出す事が出来る。なお、その意識はインヴィディアの意識の奥へと潜んでいる。
〇《カイテッィング》
……マルティナ姫が受け継いだ、ヴォルテックシア国の王家の力。対象の範囲は城を覆うくらいであり、強力な光を生み出して魔物を退ける光の刃の力である。その力によってこの国は魔物の被害から守られている。
〇シュトルーデルカ
……「水の国」とも称される国であり、水の大魔石フェルス・ヴァッサーを有する大国。大陸の大半が砂漠に覆われており、フェルス・ヴァッサーなどの水の魔石の力によって快適な気候を作って人々が暮らす居住空間を生み出している。砂漠なため農作物が出来にくく、娯楽と魔石加工技術などによって国益を生み出している。
また奇形児などの亜人や魔物を大量に商品として輸入しており、娯楽としてコロシアムなどを行っている。今回、ジェラルドが飛ばされたのはそのコロシアムのうちの1つである。
よろしければご意見、ご感想をくれると嬉しいです。




