異変ヲ感ジル
後々 先生から聞いた話だと、木村君は首を吊って死んだらしい。
だから、理由は自殺。 警察の最初の判断通りだったということ。
とにかく、そんな理由で死んだ木村君を見送ってから、約一週間の月日が流れた。
私『あれ?そういえばおかしいな・・・』
『そろそろだと思うんだけど、生理がこない・・・?』
朝起きてすぐのトイレにて、寝ぼけながらそんな異変をとらえた私。
まぁ、私の場合、時々 忘れた頃に狂うから、そんなには気にしていなかったんだけれども、その日を境に他にも色々と異変を感じていくことになるである―――。
私「おっはよぉ!!」
私はそんな感じで、元気いっぱいにクラスの中に入っていった。
だけど、そんな私の言葉を聞いていたのはごく一部の人間。
いつもなら、クラスの皆が「おはよう!」とか言ってくれるのに、今日は数人しか返事をしてくれなかった。
別にその時はクラスが賑やかだったし、特に問題はなかったんだけれども、その日はシャーペンを失くしたり、普段負けたことのないじゃんけんで掃除当番になったりと、なんだか気に入らない時間が続いた。
そして、その次の日もその次の日も同じような事ばかりで、私の中にはイライラが募ってきていた―――。