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テルテルボウズ  作者: 尖角
エピローグ
17/17

終ワラナイ物語






 全ては彩音ちゃんの所為。


 だからと言って、私に彩音ちゃん恨むことはできない。


 だって、殺す相手に彩音ちゃんを選んだのは私自信だから・・・。



 だから、恨むなら彩音ちゃんじゃなく、自分を恨むべき。


 だけど、そんな私は今なにをすべきなのだろうか・・・?



 それは、“成仏”。 私は“成仏”をしなきゃいけないのである。























 だから、私は次のターゲットを決める旅に出ることにした。


私「そうだなぁ・・・」

 「彩音ちゃんの彼氏・・・」

 「いやっ、今は彩音ちゃんが死んじゃって彼氏じゃないから、元彼氏になるのかな?」

 「わかんないけど、将也君にしてもいいなぁ・・・」

 「だけど、どうせ殺すなら、もっと面白い、何か特別な人でもいいよなぁ・・・」

 「例えば、お母さんとか・・・学校の先生とか・・・政府のお偉いさんとか・・・」

 「さぁて!! 誰・に・し・よ・う・か・な・神・様・の・言・う・通・り―――♪」







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 私は彷徨う。


 私は世界を彷徨う。


 迷い惑わされ、私は世界を彷徨う。


 フワフワと空を舞い、サラサラと地を駆ける。


 死なんて誰にでも訪れる物語で、私はそれを運ぶ存在。



 死なないなんてことはありえない。


 それは夢物語で、この世には存在しえない物語。



 誰もが信じている都市伝説。


 誰も信じていない都市伝説。


 私はその一部となった存在。



 心は彼方、死は近く、夢は遥か、自殺は傍に。


 夢が夢である内は、人間 幸せ。 想いは届く。



 死して思うは、誰かの事で。


 死んで叶わぬ夢があるから、想いはきっと届くはず。






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 だから、私は誰かを殺す。


 無限に続く負の歯車は、ここでは絶対終わらない。


 それに続く誰かは、負の連鎖の始まり始まり―――――。











   ~ E N D ~

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