可笑シイ世界
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可笑しい・・・おかしい・・・オカシイ・・・?
絶対にオカシイ!! 木村は“成仏”できてたのに・・・。
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――彩音ちゃんが私を問い詰める。
――しかし、私は口を堅く閉ざしたまま、何も話そうとしない。
――だって、私はもうすぐ“成仏”してしまうのだから。
――だから、私が少しの時間 話しをするのをやめてしまえば、彩音ちゃんは強制的に自力で答えを導きださなければならない。
――だって、誰も頼る人がいなくなるのだから・・・。
私がそう思い始めてから、少なくても数分の時が流れた。
しかし、なかなか“成仏”できない。
木村の時は、私と出会ってからすぐに“成仏”できていた。
しかし、私はできない。 一体、なんで・・・?
――私は考えた。 しかし、答えは『わからない』・・・っだ。
――私は一体どうすれば・・・?? 私はさらに考えた。
だが、そんな時に、彩音ちゃんが怒って、怒鳴って、私の前から消え去った。
彩「もう、楓花なんて知らない!!」
「何も教えてくれないし、うわの空でいるし・・・」
「楓花なんて大っ嫌い! 楓花なんて、死んじゃえ!!」
そうやって、飛んで消えていく彩音を、私は追いかけなかった。
だって、必要ないんだもん。 あんな関係のない子なんて、どうでもいいもん。
そして、私は彩音ちゃんの言葉を聞いて思った。
私『「死んじゃえ」って、もうすでに死んでるしww』
『やっぱり、彩音ちゃんは本物の馬鹿なんだなぁ~』
『さぁてとっ!!』
『後は“成仏”するだけなんだけど、なんでか知らないけど出来ないし・・・』
『私って、これから先、一体どうなるんだろうなぁ~?』
『なんで、私は木村と違って“成仏”できないんだろ・・・?』
『なんでなんだろ? わかんないやっ・・・アハハ・・・わかんないやっ!!』
その時の私は気が狂っていたのだろう。
いいや、自殺してから、私の気は狂ってしまっていたのだろう。
親友だった・・・。 いいや、親友の彩音を殺そうとしてしまった。
それは、私の気が狂ってしまっていたから。 私の気が狂っていたから。
そもそも、私の気は、木村が死んだ時から狂ってしまっていたのかもしれない。
だが、もう今はそんなこと、どうでもいいんだ・・・。
ただ、私がすべきことは“成仏”ということだけ・・・。
それだけが、私の唯一すべきことであり、最後の目標である。
だから、私は考えた。 独りぼっちの世界の中で、私は“解決策”を考えた。