2話 友人が落とされたと思ったらクズの首が落ちた
俺、遠藤碧。異世界に召喚されました。
実を言うとワクワクしてたんだけど、現在笑えない状況にあります。
「ガッハッハ!悪魔めぃ、飛んで火に入る夏の虫とはこの事よ!哀れよのう、哀れ!」
というのも、前で笑ってるこの王様…?が、一緒に召喚されたカナタを落としやがった。どうやら、カナタが悪魔、だかららしい。俺とカナタは結構付き合いは長いが、全然悪魔っぽいとこは見たことがない。強いていえば女にモテてるくらいか?いやこれはインキュバスか。……とにかく、こいつの言ってることは間違っている…ので反発したいんだが、
「…………」
なんか強そうな騎士さんいるんだよねぇ…。逆らったら何されるかわかんないし…大人しくするしかないかな。俺も死んだら元も子もない。それに、カナタはなんだかんだ生き残るでしょ、ウン。
とか、考えていたのだが
「ガッハッハッハ!いやはや勇者様、失rrr―――」
ゴトン。
王様が話しかけてきたその時、こいつの首が落ちた。
「―――はっ!?」
もちろん、俺は何もしていない。何も知らない。………見たところ、周りにいる騎士さんや魔法使いさんらもパニックに陥っているらしい。じゃあ、誰かがやったわけではなく、ただ突然首が落ちた…?
意味不明だ、わからない。意味がわからない。この世界ではこんな事日常なのか?いや、それはないだろう城の人間はこぞってパニクっている。だが、実際に起きているという事実がある。
「そっ、そそそそ、その!失礼いたしました、勇者様!ひとまずお部屋に案内いたします!ついてきてくだされ!」
そう、騎士の一人が声をかけてきた。まぁ、この現状から目をそらせるなら何でもいいや…。と思って、こいつについていった。
もうなんか、帰りたくなってきたんだけど…。
アオイ:頭を痛くしております。こんなふうに視点を交代しながらやっていけたらなと。
王様:死にました。




