04 依頼主はフーシャ
遅れて申し訳ない、実は今回は話を考えすぎて伝えたいことの3分の1も伝わらない内容になってるかもしれない、てかなってる
二人が決意を示した後一度玉座より下の階に位置する会議室へと案内される事になった、
フーシャと王様は一度玉座に行くらしく隣にいたメイドさんに案内してもらう事になっていた。
「なあ永稀、あのっメイドさん超~可愛くね♪。」
「確かに可愛いよね、名前なんて言うんだろ?」
「お前・・メイドさんになんでそんな感想抱くんだよ・・・」
と馬鹿話をしていると不意にメイドさんが振り返り、
「そういえば自己紹介がまだでしたね、私 ヴィナ・スティー・ジルエットと申します。
ヴィンと御呼びください。」
お互い自己紹介が始まり、三人は世間話等ながら会議室に向かった。
「やっと着いたな、5分は歩いたか」
二人が目的の部屋の前につくと
「先に中へどうぞ、王様に部屋に着いたとお伝えしてきます。」
とヴィンはそう言って階段へ戻って行った。二人はヴィンの言ったとうり部屋に入り、
「会議室って円卓じゃないんだね、▽形か、なんか机がこっちに向かってきたら危ないなww。」
「あれ、部屋の奥にあるあの変な窪みはなんだ?」
普通の会議室と違う部分に気を取らていた。するといきなり
ガタン、と
上から何かが窪みに落ち
ギュウィーン、と
↓↓
その何かが▽卓の▽部分に伸びてきた
「うお、なんだいきなり?」
「フォッフォッフォ、びっくりしたかね?」
落ちてきたのは何と玉座(王様とフーシャの二人乗り)であった。
「びっくりしてくれたのなら態々思い出した甲斐があるもんじゃ。」
なんてほざいてきた国王様、そう全てはこの「びっくり、舞い落ちてくる玉座作戦」の為に
仕込まれていたのだった。
よく考えてみよう、もともとあそこまで話していたのに今更な場所移動、
何の為かもわからない二人の移動、考えれば考えるほどなんと今更。
「これが我が国の名物 フォーリングTHE玉座じゃ、私からの精一杯のお礼のしるしじゃ。」
「なんてしょうもないお礼だよ。」
「知っていますか、びっくりすると寿命が縮むかも知れないと言われてるんですよ。」
「まったく、ならもっと詳しく話聞いてたほうが良かったぜ。」
等二人の反応に国王は
「・・・・・ごめんなさい」
只々後悔するのであった
「では、この部屋に来た本当の理由をお教えしましょう。」
ひと段落着いた所でフーシャが話を振る
「その理由とは・・・ブリーフィングです。」
「ブリーフィング?そりゃまたなんで?」
フーシャの行き成りの軍事発言に疑問を返す雫
「御二人方の能力の解放、及び属性の確認、また御二人の使用武器の選別の為です。」
「それはまあ沢山の目的があるんだね。」
なかなかに重要なことだったので二人はしっかりと聞くことにした
「はい、さらに言うと最初の二つは命を賭けることになります。」
想像以上の言葉に驚愕する二人
「「!!!!・・・なっ何をするんだ?」」
「はい、御二人にはパワースポットにて戦闘をしてもらいます。」
「パワースポット?」
また新しい言葉に疑問を浮かべる二人
「えーっと、まず能力解放は誰にでも出来ますがだしも出来るわけではありません。」
「その訳は能力を使ってくる自分を倒さなければいけないのです。」
つまり自分を乗り越えて見せろ的なことがおこるのだろう、その場所がパワースポットなのだ
「・・・つまり、何をしてくるかわからない相手に挑んで、殺し合えってこと?」
「いえ、相手は武器を使いませんし、能力についてはある程度相手が説明してくれます、・・・しかし殺し合う、というのは否定できません。それにそのためのブリーフィングですしね。」
「成るほど、で本題は使用する武器を選べと?」
「はいそれと今回のパワースポットである市街地の特徴と範囲の説明もです、ここに来たのはその市街地も見渡せるからですしね。」
それがここに来た最大の目的ならしい。
「分かった、まあとりあえず今見える特徴と言えば・・・真中に丸い広場、それを原点にして東西南北に道が延びてるって感じか。」
「それに言うと北から、つまり御城側から城下町を囲う壁に向かって坂になってるね、広場までは階段だけど。」
「それは魔物対策です、奴らは足場が悪くても良いのですがこちらは成るべく平らでないと。」
考えた結果衛兵が戦いやすいようにしているらしい。
「それと東は舗装されてないうえに泉があるので足場が悪く、西は工業区域なので迷路のように成っています、またパワースポットはその工業区域の途中までしかありません。特徴はこのくらいですかね。」
ある程度の説明を受けた二人の次の手順は、
「それじゃ次は武器だー♪」
「ずいぶん嬉しそうですね?」
行き成りテンションの上がった二人に戸惑うフーシャ。
「それはもちろん、なんせバトルアクションは男のロマンだからね。」
「さてとりあえず何があるの、銃とかある?」
「ええ、銃に刀、カタールに槍や鎌もありますとも。」
と胸を張るフーシャ、そして。
「では武器庫間で30分、頑張って歩きましょー。」
「「ええええ、また歩くのかよー(のー)。」」
またの移動に襲われるのだった。
何となく理解いただけたでしょうか。
基本的に楽しんでいただければ自己解釈でもかまいません、ではまた。