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合縁奇縁

書く事がないです。

『バクガケットじいさーん!囚時さーん!ちょっとゆっくりしてきなよぉーー!』

ふと声の方を向くと、服がボロボロで生焼け死体のような容姿の爺さん、青白い細身のホームレスのような容姿の中年のおじさん、斧が左側の顔に深々と刺さった初老期前くらいのおじさん、等など約6名から8名くらいの人数のお化けがこちらにゆっくり近づいてきていた。

「ギャーーーーーーーーーーーーーっ!!」お化け達の声を一刀両断するが如くハナの甲高い叫び声がこだまする。

「なんなのあれぇ、グロい、、、」そう言いながらハナは囚時の後ろへ隠れる。

「うっせーし、失礼だろうが!うちのお得意さんだよ。」そうヒソヒソと囚時はハナに耳打ちをする。

「も゙ー、電車は壊れてるわ、変なジジサはいっぱい居るわ、もう散々だわ。」そう、言うと幽霊達がハナの方へ、ゆっくり近づいてくる。


「え、なに、なに、、あ、ごめんなさい。その見慣れて無くて、、、」そうハナが喋ってる間にも、幽霊達は目の前へ来ている。

『、、、、おい』幽霊のかすれた声が周辺を包む。

「は、はい。。」

『、、、、、』



『怖がらせて悪かったのう、嬢ちゃんっ!俺等はなんも危害は加えないから大丈夫だじぇ、、。』

そう言いながら幽霊達は満面の笑みを浮かべる。

「は、はい。」だが、ハナの目には只々不気味な幽霊が笑っているようにしか見えていなかった。

「はっははっはは!あんまりビビらすなよぉ〜?そいつチキンなんだからはっはははははっへへへへへ!」囚時がすっごく嫌な笑い方をする。

「ちっ、」


『まあまあ、修理まで時間かかんだろぅ?みんなでいつも通り盃交わしましょかぁ。』

「は?」は?頭が追いつかない。このじじい共いったい何言ってんだ?普通、未成年に酒勧めるか?まあ、こっち来てから酒飲んで無いから飲みたいけど。

「ダメダメぇ。コイツは未成年だし、酒にハマったらコイツ絶対に呑兵衛になるから。」

コイツ、もうちょいで飲めそうだったのに。

『良いじゃんかぁ、囚時ちゃんよぉ。俺だって未成年の頃は親父の酒を勧めてガップガップ飲んでたよぉ?』

そうそう、ここに来るまでは飲んでたよ!?

「ダメダメぇ。死人じゃあないんだから、戻ってからもちゃんと生きていけるようにしなきゃなんだから」

良いよそんな無駄な御節介!!

「飲めるよ。私」

『ほらぁ〜』

「ダメッ」間髪入れずに囚時が静止する。

「とりあえずダメったらダメ!」






ー数時間後ー


「やっぱうめぇ〜。」囚時は幽霊達と盃を交わし、すっかり酔っ払っている。

『ほらほら、囚時ちゃん。もう一杯!』


いや、お前は飲むんかいッ!いや、私とお前(囚時)あんま見た目変わんねえだろ。


「てか、さっきも思ったんだけどなんでオジサン達は幽霊なのに襲ってこないの?」ふと思い出したように尋ねる。

『あへ?ひっく、、、そりゃお前、、嬢ちゃんを襲う理由なんて無いからだよぉ。。』そう赤鼻になった斧が頭に刺さったおじさんが応える。

「そうだよぉ。なんて話ししてんだぁ。襲ってくるのは呪霊や怨霊だけだよぉ。」

「酔っ払いながら言うなよ。余計だらしなく見える。」そう言い、ハナは先程貰ったリンゴジュースのストローに口をつける。

「あぁ?」

まさかコイツ(囚時)呑兵衛だな?

「てか、じゃあなんでこんなとこいんの?」そうハナが質問した瞬間、幽霊のオジサン達が互いの顔を見合い合う。

『だって、まだこの仲間でここで飲んでたいから』答えはまるで忘年会後の酔っ払いのような返答だった。


辺りが酒臭くなってきた頃だった。

「囚時っ!!ハナちゃん!ちょっといい?!」そう信也が電車の窓から身を乗り出しながら呼び止める。



飲み会後の親父とか馬鹿酒臭ぇですよね

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