介護施設と爺さんと認知症
連載できてなくてすみません。
「ゲホッ!オエッ!お゙っえ゙ぇ゙!、、、はあ、、はあ、、お前、お前、しばき倒す。。はあ、、はあ。」お互いが生きていることを確認し、安堵する。
そしてその後、少しの沈黙の中ハナは意識を再度失った。
「。。。。。。。。。」
『これは人間かね?』
「そう、正真正銘一応生きてる人間だよ」
『っはっはっははははは!なんとも珍しいっ!』
「んん、し、囚時?」ハナは囚時と聞き覚えの無い声に突然起こされる。
「ん?」
『おお、本当に目を覚ましおったぞお!』
「げぇぇっ!!」目を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは自分を覗き込むおじいさんだった。
なんなんだこのじいさん?、、んん、キモい!!
「でゅ、、誰だ!!どこだ!?一体この爺さんわっ!」ベンチに寝ていたハナは勢い良く上半身を起こす。
「ああ、ここは神寄駅。コイツはバクガケット。アンバートFバクガケット、俺専属の修理屋だ。戻ってきたら電車がぶっ壊れてたから直してもらってる。」ポカーンとした如何にもアホそうな顔で囚時が言う。
そう言う囚時の右隣には先程まで自分を覗き込んでいたじいさんが軽く手をこちらに振っている。
見た目は、優しそうな顔つきで、痩せ型で、右腕に義手らしきものを着けている。髪は全て白髪で、声はかすれていて、蛍光色のグラサンを着けている。服装は少し汚い作業着で、優しそうな顔つきだ。
「え、てか、え?」ああ、そうそう。そしてニカッと笑う口元から見えてくるのはとてつもなく鋭い歯だった。それはさながらサメなんかを彷彿とさせていた。それを見たハナは言葉にならない声を上げる。
『ああ、お嬢さん。さ〜せんねぇ〜。久しく人間を見てなかったもんでぇ。』そう言うバクガケットじいさんは平和ボケしてそうな顔でこちらを見ている。
「そうそう、コイツ。お前のお仲間だぜぇ!たった、80年くらい前にこっち来たんだからぁ!」そう、囚時はニヤッニヤッしながらこちらに話しかけてくる。
「失礼だなっ!わたしゃまだ16歳だわ!!」本当に失礼だな。このハーフゾンビ野郎。
「もー、てか生きてて良かったァァー。死んだかと思ったァァァァ!」安堵と共にまたもやベンチに寝転がる。
あの子供達は他とは違い、本当に死というものをちょくで感じた。正直、ここに来て多分一番怖かった。
おそらく、カゴメの子供達は今もなお何処かで待ち続けている。早く成仏してくれることを願うばかりだ。
ベンチに寝転がるハナを囚時が何を思うのか目の端で一瞬見つめる。
「生きてて良かった、、ねぇ。良かったな」そうふと囚時がつぶやく。
「アンタなんか言った?」
「いいや、なんも言ってぇよ。」囚時が少しニヤけた顔で返答する。
『囚時さーん。これ前方の方がバッコリヘコんでますからぁ、時間かかりやすよぉ〜』バクガケットがそう困り果てたように言う。
気付くと先程まで囚時の隣に居たバクガケットは、工具箱を持って電車の前方へ移動していた。
それに気を取られてるその時ーー
『バクガケットじいさーん!囚時さーん!ちょっとゆっくりしてきなよぉーー!』
ヱビスビール買ってきました。荒木先生が描いたパッケージのヤツ




