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コント・漫才原稿

コント 神様

作者: 羽田恭

ツッコミ「あー、まさか、猫を助けようとしたらトラックに跳ね飛ばされて、その上ロードローラーに踏みつぶされるとは思わなかったなー。俺、どーなんだろー」

ボケ「私は神様です。我々の不手際であなたは死んでしまいました。この世界で生き返らせるわけにはいきませんが、別な世界であなたを生き返らせます」

ツッコミ「え、マジ! どっかの小説みたいな展開だよ。ねぇ、なんか能力も貰えるかな?」

ボケ「もちろんです。あなたが望む能力を授けましょう」

ツッコミ「そーだなぁ。女の子にモテモテで、ハーレムを作れるような能力がいいな」

ボケ「わかりました。かわいくて」

ツッコミ「うんうん」

ボケ「包容力があって」

ツッコミ「いいね」

ボケ「おっぱいが大きくて」

ツッコミ「そうそう」

ボケ「モーって鳴く」

ツッコミ「牛! それ牛! 牛にもてたくないよ!」

ボケ「かわいいですよ」

ツッコミ「かわいいかもしれないけどさ! 人間に近い姿でお願い!」

ボケ「わかりました。メェーって鳴く」

ツッコミ「それヤギか羊! 家畜から離れて!」

ボケ「いえ、子牛です」

ツッコミ「知らないよ!」

ボケ「子牛の鳴き声は微妙にメェーなのです。大きくになるにしたがってモーになっていきます」

ツッコミ「いらないよ。そんなトリビア! ちゃんと人間に近いのにもてさせて!」

ボケ「わかりました。角生えている位はいいですか?」

ツッコミ「角……まぁ、うん」

ボケ「で、3週間に一度くらい頭突きしてくる」

ツッコミ「なんで?」

ボケ「もしくはのしかかってくる」

ツッコミ「何があったの!?」

ボケ「あとモーって鳴く」

ツッコミ「だから牛だよね! さっきから牛から離れてないよね!」

ボケ「発情期の特徴ですね。体重500キロ以上あるので、世話が大変です」

ツッコミ「酪農家の皆さんお疲れ様です! って牛から離れてくれよ! 人間がいいの! 人間が!」

ボケ「人間は、牛の奴隷ですよ」

ツッコミ「何の話だよ!」

ボケ「あなたは365日働けますか! 牛は365日、一瞬の隙間もなく牛なのです! 人間はその牛の為に毎日毎日朝から晩まで朝から晩まで朝から晩まで、働かないといけないのです! そんな人間の何がいいのですか!」

ツッコミ「酪農ヘルパーさんいるからね! 休んで! だから俺にちゃんとした能力くれよ!」

ボケ「ハーレムを作る能力ですね」

ツッコミ「そうだよ」

ボケ「子孫繁栄をしたいのですね」

ツッコミ「まあ、そうなるのかな」

ボケ「モーって鳴く様になりますけど」

ツッコミ「牛じゃん!」

ボケ「オスのホルスタインは体重一トン超えるので、何かあったら人間は軽く死ねます♪」

ツッコミ「いい顔で言うな!」

ボケ「そんなオスになりたいのですね。種牛としてやりまくりの」

ツッコミ「牛になりたくないからね!」

ボケ「オスは生後1年もしないで大半が肉になりますしね」

ツッコミ「だから牛になりたくないの!」

ボケ「実際のところ、単に精液取られるだけですしね」

ツッコミ「牛から離れろっつの!」

ボケ「まー、みー、むー、めー」

ボケ・ツッコミ「モォォォォォォォォォォ!!!!」

ツッコミ「何やらすんだよ! もういいよ!」

ボケ「モー」

ツッコミ「モー、成仏させてぇ!」


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― 新着の感想 ―
[良い点] 牛ネタでここまで広げられるとは思いませんでした
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